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理由で解く 臨床医学各論

Q1323 その他の領域

出典:鍼灸 第9回(2001) 問題87
問題
3-3-9度方式で、大声で呼びかけると開眼する意識状態はどれか。
選択肢
1 3
2 10
3 20
4 30
解答
正解3(20)
解説
✗ 1. 誤り
3
JCS 3はI桁(刺激しないでも覚醒している)の範囲であり、「自分の名前、生年月日が言えない(見当障害がある)」状態を示す。だいたい意識清明だが、いまひとつはっきりしない軽度の意識障害であり、大声で呼びかける必要はなく、すでに覚醒している状態である。
✗ 2. 誤り
10
JCS 10はII桁(刺激すると覚醒する)の最も軽い状態で、「普通の呼びかけで容易に開眼する」状態である。合目的な運動(「右手を握れ、離せ」などの命令に対し)をするし、言葉も出るが間違いが多い。大声や体を揺さぶる必要はなく、普通の声で十分である。
✓ 3. 正しい
20
JCS 20は「大きな声または身体を揺さぶることにより開眼する」状態である。明記されており、II桁(刺激すると覚醒する)の中等度の意識障害に相当する。普通の呼びかけでは反応せず、より強い刺激(大声や体動揺)が必要な状態である。
✗ 4. 誤り
30
JCS 30はII桁の最も重い状態で、「痛み刺激を加えつつ呼びかけを繰り返すと、かろうじて開眼する」状態である。大声や体を揺さぶるだけでは不十分であり、痛み刺激を併用してようやく開眼する、より重度の意識障害である。
ポイント
  • 日本昏睡尺度(JCS, 3-3-9度方式)はI桁(刺激なしで覚醒)、II桁(刺激で覚醒)、III桁(刺激でも覚醒しない)の3段階に大別され、各段階がさらに3分類される。
  • JCS 20は「大きな声または体を揺さぶることで開眼する」中等度の意識障害であり、JCS 10(普通の呼びかけで開眼)やJCS 30(痛み刺激+呼びかけで開眼)と区別する。
  • 付記としてR(不穏)、I(失禁)、A(無言無動症)を付加し、「II-20-RI」のように表記する。
  • 重要用語: JCS、3-3-9度方式、意識レベル、II桁 を正確に理解しておくこと。
比較表
意識レベル JCS 状態
I桁(覚醒) 1 いまひとつはっきりしない
2 見当障害がある
3 名前・生年月日が言えない
II桁(刺激で覚醒) 10 普通の呼びかけで開眼
20 大声・体を揺さぶると開眼
30 痛み刺激+呼びかけで開眼
III桁(覚醒しない) 100 痛み刺激に払いのける
200 痛み刺激で少し動く
300 痛み刺激に反応なし
解説画像
鍼灸 第9回(2001) 問題87|3-3-9度方式で、大声で呼びかけると開眼する意識状態はどれか。 解説図
鍼灸 第9回(2001) 問題87|3-3-9度方式で、大声で呼びかけると開眼する意識状態はどれか。
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