学習トップ理由で解く 臨床医学各論第12章 ▸ B. 膠原病 / Q1298

理由で解く 臨床医学各論

Q1298 リウマチ性疾患・膠原病

出典:あマ指 第22回(2014) 問題77
問題
疾患と症状との組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 全身性エリテマトーデス ― ヘバーデン結節
2 全身性硬化症 ― アフタ性口内炎
3 関節リウマチ ― ブドウ膜炎
4 ベーチェット病 ― 陰部潰瘍
解答
正解4(ベーチェット病 ――――――― 陰部潰瘍)
解説
✗ 1. 誤り
全身性エリテマトーデス ― ヘバーデン結節
ヘバーデン結節はDIP関節に生じる変形性関節症(OA)の骨性隆起であり、SLEの症状ではない。SLEの特徴的皮膚所見は蝶形紅斑であり、関節症状があっても非破壊性で関節変形を来さない。
✗ 2. 誤り
全身性硬化症 ― アフタ性口内炎
アフタ性口内炎はベーチェット病の四大主症状の一つであり、全身性硬化症の特徴ではない。全身性硬化症の口腔領域の症状は開口障害(仮面様顔貌による)や食道蠕動低下による嚥下障害である。
✗ 3. 誤り
関節リウマチ ― ブドウ膜炎
ブドウ膜炎はベーチェット病の四大主症状の一つであり、サルコイドーシスでもみられるが、関節リウマチの主要症状ではない。関節リウマチの関節外症状としてはリウマトイド結節や間質性肺炎が重要である。
✓ 4. 正しい
ベーチェット病 ― 陰部潰瘍
ベーチェット病の四大主症状は口腔内アフタ性潰瘍、陰部潰瘍、皮膚症状(結節性紅斑様皮疹・毛嚢炎様皮疹)、ぶどう膜炎である。陰部潰瘍は有痛性で瘢痕を残すことがあり、男性では陰嚢、女性では外陰部に好発する。
ポイント
  • ベーチェット病の四大主症状を「口・陰部・皮膚・眼」のセットで覚える
  • 各膠原病の症状を取り違えるひっかけ問題が頻出であり、疾患と症状の正しい対応を確実に覚える
  • ヘバーデン結節(DIP)は変形性関節症、ブシャール結節(PIP)も変形性関節症であり、関節リウマチとの鑑別が重要
  • 重要用語: 陰部潰瘍、四大主症状、ヘバーデン結節、ブドウ膜炎 を正確に理解しておくこと。
比較表
選択肢の疾患 誤りの症状 正しい特徴的症状
SLE ×ヘバーデン結節 蝶形紅斑
全身性硬化症 ×アフタ性口内炎 レイノー現象、皮膚硬化
関節リウマチ ×ブドウ膜炎 尺側偏位、朝のこわばり
ベーチェット病 ○陰部潰瘍 陰部潰瘍(正しい)
解説画像
あマ指 第22回(2014) 問題77|疾患と症状との組合せで正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第22回(2014) 問題77|疾患と症状との組合せで正しいのはどれか。
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