学習トップ理由で解く 臨床医学各論第12章 ▸ A. リウマチ性疾患 / Q1259

理由で解く 臨床医学各論

Q1259 リウマチ性疾患・膠原病

出典:あマ指 第34回(2026) 問題52
問題
関節リウマチについて正しいのはどれか。
選択肢
1 男性に多い。
2 大関節は罹患しない。
3 肺病変は起こらない。
4 生物学的製剤による薬物療法が有効である。
解答
正解4(生物学的製剤による薬物療法が有効である)
解説
✗ 1. 誤り
男性に多い。
関節リウマチは男性ではなく女性に多い疾患である。男女比は約1:3〜4で、30〜50歳代の女性に好発する。自己免疫疾患であり、遺伝的素因と環境因子が関与する。
✗ 2. 誤り
大関節は罹患しない。
関節リウマチは小関節(手指のPIP関節・MCP関節、足趾のMTP関節)に好発するが、大関節(膝関節・肩関節・肘関節・股関節など)も罹患しうる。進行すると大関節にも波及し、関節破壊をきたす。朝のこわばりが30分以上持続することも特徴的である。
✗ 3. 誤り
肺病変は起こらない。
関節リウマチでは関節外症状として肺病変が起こりうる。間質性肺炎(リウマチ肺)や胸膜炎が代表的であり、リウマトイド結節が肺に形成されることもある。その他の関節外症状として、皮下結節、血管炎、強膜炎、アミロイドーシスなどがある。
✓ 4. 正しい
生物学的製剤による薬物療法が有効である。
関節リウマチの治療には生物学的製剤が有効である。TNF-α阻害薬(インフリキシマブ、エタネルセプト、アダリムマブ等)やIL-6阻害薬(トシリズマブ)などの生物学的製剤は、従来のDMARDs(メトトレキサート等)で効果不十分な場合に使用され、関節破壊の進行を抑制する。
ポイント
  • 関節リウマチは30〜50歳代の女性に多い自己免疫疾患。男女比は約1:3〜4
  • 小関節(PIP・MCP・MTP)に好発するが、大関節も罹患しうる。朝のこわばりが特徴
  • 関節外症状として間質性肺炎・皮下結節・血管炎などを伴いうる
  • 治療はMTX(メトトレキサート)が第一選択、効果不十分時に生物学的製剤を使用
  • 重要用語: 生物学的製剤, メトトレキサート, 朝のこわばり, 関節外症状 を正確に理解しておくこと。
比較表
薬剤分類 代表薬 特徴
NSAIDs ロキソプロフェン等 対症療法、鎮痛・抗炎症
DMARDs メトトレキサート(MTX) 第一選択、免疫調節
ステロイド プレドニゾロン等 急性期の炎症抑制
生物学的製剤 インフリキシマブ、トシリズマブ等 MTX効果不十分時に使用
JAK阻害薬 トファシチニブ等 経口の分子標的薬
解説画像
あマ指 第34回(2026) 問題52|関節リウマチについて正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第34回(2026) 問題52|関節リウマチについて正しいのはどれか。
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