学習トップ理由で解く 臨床医学各論第10章 ▸ A. 赤血球疾患 / Q1010

理由で解く 臨床医学各論

Q1010 血液・造血器疾患

出典:鍼灸 第29回(2021) 問題90
問題
「45歳の女性。2か月前から易疲労感、動悸、息切れ、体重減少が出現した。血液検査では、血中ヘモグロビンと平均赤血球容積は低値であった。」薬物治療にて症状は改善した。今後食事で特に摂取すべきものはどれか。
選択肢
1 赤身の肉類
2 豆腐
3 緑黄色野菜
4 海藻
解答
正解1(赤身の肉類)
解説
✓ 1. 正しい
赤身の肉類
鉄欠乏性貧血の改善後、再発予防のため鉄分を多く含む食品の摂取が重要であり、赤身の肉類が最も適切である。赤身の肉(牛肉、豚肉、レバーなど)にはヘム鉄が豊富に含まれており、非ヘム鉄より吸収率が高い(ヘム鉄は約15〜25%、非ヘム鉄は約2〜5%の吸収率)。
✗ 2. 誤り
豆腐
豆腐は良質なタンパク質と非ヘム鉄を含むが、鉄含有量は赤身の肉類より少なく、吸収率も低い。植物性食品の鉄は非ヘム鉄である。
✗ 3. 誤り
緑黄色野菜
緑黄色野菜(ほうれん草、小松菜など)にも非ヘム鉄は含まれるが、赤身肉のヘム鉄と比較すると吸収率が低い。ビタミンCと同時摂取すると非ヘム鉄の吸収率は向上する。
✗ 4. 誤り
海藻
海藻(ひじき、わかめなど)には鉄が含まれるが非ヘム鉄であり、赤身肉のヘム鉄と比べて吸収率が低い。
ポイント
  • 鉄の種類:ヘム鉄(動物性食品、吸収率高い)と非ヘム鉄(植物性食品、吸収率低い)がある。
  • 鉄欠乏性貧血の食事療法:ヘム鉄を多く含む赤身肉、レバー、魚などを積極的に摂取する。
  • 非ヘム鉄はビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が向上し、タンニン(お茶)は鉄の吸収を阻害する。
  • 重要用語: ヘム鉄、非ヘム鉄、吸収率 を正確に理解しておくこと。
比較表
鉄の種類 含有食品 吸収率 特徴
ヘム鉄 赤身肉、レバー、魚 15〜25% 吸収率が高い
非ヘム鉄 ほうれん草、大豆、海藻 2〜5% ビタミンCで吸収促進
解説画像
鍼灸 第29回(2021) 問題90|「45歳の女性。2か月前から易疲労感、動悸、息切れ、体重減少が出現した。血液検査では、血中ヘモグロビンと平均赤血球容積は低値であった。」薬物治療にて症状は改善した。今後食事で特に摂取すべきものはどれか。 解説図
鍼灸 第29回(2021) 問題90|「45歳の女性。2か月前から易疲労感、動悸、息切れ、体重減少が出現した。血液検査では、血中ヘモグロビンと平均赤血球容積は低値であった。」薬物治療にて症状は改善した。今後食事で特に摂取すべきものはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 臨床医学各論
App Store入手