学習トップ理由で解く 臨床医学各論第7章 ▸ B. 脂質代謝異常 / Q0570

理由で解く 臨床医学各論

Q0570 代謝・栄養疾患

出典:あマ指 第10回(2002) 問題95
問題
心筋梗塞の3大危険因子に入らないのはどれか。
選択肢
1 高血圧
2 喫煙
3 高脂血症
4 痛風
解答
正解4(痛風)
解説
✗ 1.
高血圧
✗ 正しい。高血圧は心筋梗塞の三大危険因子の一つである。持続的な高血圧は冠動脈の血管内皮を障害し、動脈硬化の進展を促進する。収縮期血圧が10mmHg上昇するごとに心血管イベントのリスクが約20%増加するとされている。
✗ 2.
喫煙
✗ 正しい。喫煙は心筋梗塞の三大危険因子の一つである。ニコチンは血管収縮作用と血小板凝集促進作用をもち、一酸化炭素は血管内皮を傷害する。喫煙者は非喫煙者と比較して心筋梗塞のリスクが2〜3倍に上昇する。禁煙により数年でリスクが低下する。
✗ 3.
高脂血症
✗ 正しい。高脂血症(脂質異常症)は心筋梗塞の三大危険因子の一つである。LDLコレステロールの上昇は冠動脈の粥状動脈硬化を直接促進し、プラーク破綻による急性冠症候群(不安定狭心症・心筋梗塞)の原因となる。
✓ 4. 誤り
痛風
痛風(高尿酸血症)は心筋梗塞の三大危険因子には含まれない。痛風は尿酸代謝の異常による疾患であり、主に関節(特に母趾MTP関節)に尿酸塩結晶が沈着して急性関節炎を引き起こす。心血管リスクとの関連は報告されているが、三大危険因子とは明確に区別される。
ポイント
  • 心筋梗塞の三大危険因子は「高血圧」「喫煙」「高脂血症」の3つであり、確実に暗記する。
  • 糖尿病・肥満・家族歴なども重要な危険因子であるが、三大危険因子には含まれない。痛風(高尿酸血症)は三大危険因子に入らないことを押さえておく。
  • 重要用語: 心筋梗塞三大危険因子、高血圧、喫煙、高脂血症、冠動脈硬化 を正確に理解しておくこと。
解説画像
あマ指 第10回(2002) 問題95|心筋梗塞の3大危険因子に入らないのはどれか。 解説図
あマ指 第10回(2002) 問題95|心筋梗塞の3大危険因子に入らないのはどれか。
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