学習トップ理由で解く 臨床医学各論第7章 ▸ B. 脂質代謝異常 / Q0568

理由で解く 臨床医学各論

Q0568 代謝・栄養疾患

出典:鍼灸 第6回(1998) 問題80
問題
虚血性心疾患の危険因子(リスク要因)はどれか。
選択肢
1 タンパク尿
2 不整脈
3 高尿酸血症
4 高脂血症
解答
正解4(高脂血症)
解説
✗ 1. 誤り
タンパク尿
タンパク尿は腎疾患(糸球体腎炎やネフローゼ症候群など)の所見であり、虚血性心疾患の直接的な危険因子として確立されていない。ただし慢性腎臓病自体は心血管疾患のリスクを高める因子として知られるが、タンパク尿単独では主要危険因子には含まれない。
✗ 2. 誤り
不整脈
不整脈は心疾患の症状や合併症として出現するものであり、虚血性心疾患の原因となる危険因子ではない。心房細動は脳塞栓の危険因子となるが、虚血性心疾患(冠動脈疾患)の危険因子とは異なる。
✗ 3. 誤り
高尿酸血症
高尿酸血症は痛風の原因であり、心血管リスクとの関連性が報告されているものの、虚血性心疾患の主要な危険因子としては確立されていない。高血圧・高脂血症・糖尿病・喫煙とは区別して理解する必要がある。
✓ 4. 正しい
高脂血症
高脂血症(脂質異常症)は虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)の確立された主要危険因子である。特にLDLコレステロールの上昇は冠動脈の粥状動脈硬化を直接促進し、プラーク形成から冠動脈の狭窄・閉塞を引き起こす。
ポイント
  • 虚血性心疾患の主要危険因子は高脂血症(脂質異常症)、高血圧、糖尿病、喫煙の4つが最も重要である。加えて肥満、家族歴、加齢、男性も危険因子となる。
  • 高尿酸血症や不整脈は虚血性心疾患の主要危険因子ではない点に注意。特に高尿酸血症との混同は国試で問われやすい。
  • 重要用語: 虚血性心疾患、危険因子、高脂血症、動脈硬化、冠動脈疾患 を正確に理解しておくこと。
比較表
分類 因子
主要危険因子(修正可能) 高脂血症、高血圧、糖尿病、喫煙
その他の危険因子(修正可能) 肥満、運動不足、ストレス
危険因子(修正不可能) 加齢、男性、家族歴
解説画像
鍼灸 第6回(1998) 問題80|虚血性心疾患の危険因子(リスク要因)はどれか。 解説図
鍼灸 第6回(1998) 問題80|虚血性心疾患の危険因子(リスク要因)はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 臨床医学各論
App Store入手