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理由で解く 臨床医学各論

Q0487 内分泌疾患

出典:鍼灸 第28回(2020) 問題74
問題
徒手筋力テストで正しいのはどれか。
選択肢
1 MMT 1 では筋収縮が全く認められない。
2 MMT 2 では筋収縮はみられるが関節運動は起こらない。
3 MMT 3 では抵抗を加えなければ重力に抗して正常可動域いっぱいに動く。
4 MMT 4 は筋力正常である。
解答
正解3(MMT 3 では抵抗を加えなければ重力に抗して正常可動域いっぱいに動く。)
解説
✗ 1. 誤り
MMT 1 では筋収縮が全く認められない。
MMT 1は筋のわずかな収縮が触知できるが関節運動は起こらない段階である。 筋収縮が全く認められないのはMMT 0(zero)であり、完全麻痺の状態を示す。
✗ 2. 誤り
MMT 2 では筋収縮はみられるが関節運動は起こらない。
MMT 2は重力を除去した状態(水平面上)で全可動域の運動が可能な段階である。 筋収縮はあるが関節運動が起こらないのはMMT 1の定義である。
✓ 3. 正しい
MMT 3 では抵抗を加えなければ重力に抗して正常可動域いっぱいに動く。
MMT 3は重力に抗して全可動域の運動が可能であるが、検者が抵抗を加えると保持できない段階である。 抵抗を加えなければ正常可動域いっぱいに動くという記述は正しい。 MMT 3は「Fair(可)」と評価され、重力に打ち勝てるかどうかが判定基準となる。
✗ 4. 誤り
MMT 4 は筋力正常である。
MMT 4は強い抵抗を加えても運動可能だが、完全な筋力ではない段階(Good:優)である。 筋力正常はMMT 5(Normal:正常)であり、最大の抵抗に打ち勝つことができる。
ポイント
  • MMTの6段階評価(0~5)は頻出テーマであり、各段階の定義を正確に覚えること
  • MMT 3が重力に抗して運動可能な段階であり、重力に打ち勝てるかどうかの境界線となる
  • MMT 0が筋収縮なし、MMT 5が正常筋力であり、この両端を基準に中間段階を整理すると覚えやすい
  • 甲状腺機能亢進症では近位筋優位のミオパチーを合併し、筋力低下の評価にMMTが用いられることがある
  • 重要用語: 徒手筋力テスト, MMT, Fair(可), 段階評価 を正確に理解しておくこと。
比較表
MMT 評価 内容
0 Zero(なし) 筋収縮なし
1 Trace(微) 筋収縮はあるが関節運動なし
2 Poor(不可) 重力除去で全可動域運動可能
3 Fair(可) 重力に抗して全可動域運動可能
4 Good(優) 強い抵抗に抗して運動可能
5 Normal(正常) 最大抵抗に打ち勝つ正常筋力
解説画像
鍼灸 第28回(2020) 問題74|徒手筋力テストで正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第28回(2020) 問題74|徒手筋力テストで正しいのはどれか。
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