学習トップ理由で解く 臨床医学各論第6章 ▸ B. 甲状腺疾患 / Q0485

理由で解く 臨床医学各論

Q0485 内分泌疾患

出典:あマ指 第25回(2017) 問題76
問題
甲状腺機能亢進症の症状でないのはどれか。
選択肢
1 除脈
2 発汗過多
3 体重減少
4 眼球突出
解答
正解1(除脈)
解説
✓ 1. 誤り
除脈
徐脈は甲状腺機能低下症の症状であり、甲状腺機能亢進症の症状ではない。 甲状腺機能亢進症では甲状腺ホルモンの過剰により交感神経が亢進し、頻脈がみられる。 徐脈は甲状腺機能低下症で代謝低下に伴い心拍数が減少することで生じる。
✗ 2.
発汗過多
✗ 正しい。発汗過多は甲状腺機能亢進症における代謝亢進の典型的所見である。 基礎代謝の亢進により産熱量が増加し、発汗が増加する。甲状腺機能亢進症の症状に含まれる。
✗ 3.
体重減少
✗ 正しい。体重減少は甲状腺機能亢進症の代表的症状である。 甲状腺ホルモン過剰によるエネルギー消費の増大が原因であり、食欲亢進にもかかわらず体重が減少する。
✗ 4.
眼球突出
✗ 正しい。眼球突出はバセドウ病(甲状腺機能亢進症)の特徴的所見である。 メルゼブルクの三主徴(甲状腺腫大・頻脈・眼球突出)の一つとして知られる。
ポイント
  • 甲状腺機能亢進症では頻脈がみられ、徐脈は甲状腺機能低下症の症状である
  • 亢進症と低下症の症状は対照的であり、循環器症状では「亢進→頻脈」「低下→徐脈」が鑑別のポイントとなる
  • 亢進症の主要症状として「頻脈・発汗過多・体重減少・眼球突出・手指振戦・下痢」をセットで覚えること
  • 重要用語: 甲状腺機能亢進症, 頻脈, 徐脈, メルゼブルクの三主徴 を正確に理解しておくこと。
比較表
甲状腺機能亢進症の症状 甲状腺機能低下症の症状
頻脈 徐脈
発汗過多・暑がり 発汗減少・寒がり
体重減少 体重増加
眼球突出 粘液水腫
手指振戦 動作緩慢
下痢 便秘
解説画像
あマ指 第25回(2017) 問題76|甲状腺機能亢進症の症状でないのはどれか。 解説図
あマ指 第25回(2017) 問題76|甲状腺機能亢進症の症状でないのはどれか。
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