学習トップ理由で解く 臨床医学各論第6章 ▸ B. 甲状腺疾患 / Q0476

理由で解く 臨床医学各論

Q0476 内分泌疾患

出典:あマ指 第17回(2009) 問題86
問題
甲状腺の疾患でないのはどれか。
選択肢
1 バセドウ病
2 アジソン病
3 クレチン病
4 橋本病
解答
正解2(アジソン病)
解説
✗ 1.
バセドウ病
✗ 正しい。バセドウ病は抗TSH受容体抗体による自己免疫疾患で、甲状腺が過剰に刺激され甲状腺機能亢進症をきたす。 甲状腺腫・眼球突出・頻脈を三主徴とし、代表的な甲状腺疾患である。
✓ 2. 誤り
アジソン病
アジソン病は副腎皮質機能低下症であり、甲状腺の疾患ではない。 副腎皮質ホルモン(コルチゾール、アルドステロン、副腎アンドロゲン)が総合的に欠落し、色素沈着・易疲労感・低血圧・低血糖・低Na・高Kなどをきたす。 副腎結核や自己免疫による特発性副腎萎縮が主な原因である。
✗ 3.
クレチン病
✗ 正しい。クレチン病は先天性の甲状腺機能低下症であり、甲状腺疾患に分類される。 甲状腺ホルモンの不足により精神発達遅延・身体発育遅延をきたす。
✗ 4.
橋本病
✗ 正しい。橋本病は自己免疫機序による慢性甲状腺炎であり、甲状腺疾患である。 抗サイログロブリン抗体・抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体が陽性となり、甲状腺機能低下症をきたす。
ポイント
  • アジソン病は副腎皮質の疾患であり、甲状腺疾患ではない。バセドウ病・橋本病・クレチン病はいずれも甲状腺疾患である。人名のついた内分泌疾患は対応する臓器を正確に覚えること。
  • アジソン病の特徴: 色素沈着、低血圧、低血糖、低Na・高K、易疲労が重要所見。
  • 重要用語: アジソン病, バセドウ病, 橋本病, クレチン病 を正確に理解しておくこと。
比較表
疾患名 病変臓器 病態
バセドウ病 甲状腺 甲状腺機能亢進症
橋本病 甲状腺 慢性甲状腺炎→機能低下症
クレチン病 甲状腺 先天性甲状腺機能低下症
アジソン病 副腎皮質 副腎皮質機能低下症
解説画像
あマ指 第17回(2009) 問題86|甲状腺の疾患でないのはどれか。 解説図
あマ指 第17回(2009) 問題86|甲状腺の疾患でないのはどれか。
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