学習トップ理由で解く 臨床医学各論第6章 ▸ B. 甲状腺疾患 / Q0470

理由で解く 臨床医学各論

Q0470 内分泌疾患

出典:あマ指 第15回(2007) 問題70
問題
原発性副甲状腺機能亢進症でみられるのはどれか。
選択肢
1 色素沈着
2 テタニー
3 筋力低下
4 白内障
解答
正解3(筋力低下)
解説
✗ 1. 誤り
色素沈着
色素沈着はアジソン病(副腎皮質機能低下症)でみられる症状である。 コルチゾール低下によるネガティブ・フィードバックでACTHが増加し、メラニン細胞刺激作用により色素沈着が生じる。
✗ 2. 誤り
テタニー
テタニーは低カルシウム血症でみられる症状であり、副甲状腺機能低下症で起こる。 副甲状腺機能亢進症ではPTH過剰により高カルシウム血症となるため、テタニーは生じない。
✓ 3. 正しい
筋力低下
原発性副甲状腺機能亢進症ではPTH(副甲状腺ホルモン)が過剰に分泌され、高カルシウム血症を呈する。 高カルシウム血症により筋力低下・倦怠感・多尿・口渇・便秘などの症状がみられる。 さらに骨からのカルシウム吸収促進により骨粗鬆症や腎結石を合併することもある。
✗ 4. 誤り
白内障
白内障は副甲状腺機能低下症に伴う低カルシウム血症の合併症である。 低カルシウム血症が水晶体の代謝異常を引き起こし、白内障を発生させる。
ポイント
  • 原発性副甲状腺機能亢進症ではPTH過剰→高カルシウム血症→筋力低下・倦怠感・腎結石・骨粗鬆症がみられる。テタニー・白内障は副甲状腺機能低下症(低カルシウム血症)の症状であり混同しないこと。
  • 重要用語: 副甲状腺機能亢進症, 高カルシウム血症, テタニー を正確に理解しておくこと。
比較表
項目 副甲状腺機能亢進症 副甲状腺機能低下症
PTH 高値 低値
血清Ca 高値 低値
主な症状 筋力低下・倦怠感・多尿 テタニー・白内障・しびれ
骨粗鬆症・腎結石 大脳基底核石灰化
解説画像
あマ指 第15回(2007) 問題70|原発性副甲状腺機能亢進症でみられるのはどれか。 解説図
あマ指 第15回(2007) 問題70|原発性副甲状腺機能亢進症でみられるのはどれか。
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