学習トップ理由で解く 臨床医学各論第5章 ▸ F. 前立腺疾患 / Q0436

理由で解く 臨床医学各論

Q0436 腎・泌尿器疾患

出典:あマ指 第5回(1997) 問題81
問題
前立腺肥大症の特徴でないのはどれか。
選択肢
1 頻尿
2 排尿困難
3 残尿
4 蛋白尿
解答
正解4(蛋白尿)
解説
✗ 1.
頻尿
✗ 正しい。前立腺肥大症では肥大した前立腺による膀胱刺激と残尿の増加により、頻尿(特に夜間頻尿)がみられる。初期症状として夜間頻尿が現れることが多く、重要な症状である。
✗ 2.
排尿困難
✗ 正しい。前立腺肥大症では肥大した前立腺が尿道を圧迫し、尿の排出が困難となる。遷延性排尿、尿放出力低下、尿線細小化などの排尿困難がみられ、進行すると尿閉に至ることもある。
✗ 3.
残尿
✗ 正しい。前立腺肥大症では排尿障害により膀胱内に尿が完全に排出されず、残尿が生じる。残尿感は前立腺肥大症の主要症状の一つであり、残尿が増えると尿路感染症を起こしやすくなる。
✓ 4. 誤り
蛋白尿
蛋白尿は糸球体腎炎やネフローゼ症候群など糸球体疾患の所見であり、前立腺肥大症の特徴的症状ではない。前立腺肥大症は尿道の圧迫による排尿障害(頻尿、排尿困難、残尿、尿線細小化、夜間頻尿)が主症状であり、尿検査で蛋白尿は通常みられない。
ポイント
  • 前立腺肥大症の主要症状は排尿障害(頻尿、夜間頻尿、排尿困難、尿線細小化、残尿感、尿閉)であり、蛋白尿は含まれない。
  • 蛋白尿は糸球体疾患(急性・慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群)の症状であり、下部尿路の閉塞性疾患である前立腺肥大症とは病態が異なる。
  • 前立腺肥大症は前立腺の移行領域(尿道周囲腺)に発生する良性腫瘍であり、ジヒドロテストステロンが発生に重要な役割を果たす。
  • 重要用語: 前立腺肥大症、頻尿、排尿困難、残尿、蛋白尿(糸球体疾患の症状) を正確に理解しておくこと。
解説画像
あマ指 第5回(1997) 問題81|前立腺肥大症の特徴でないのはどれか。 解説図
あマ指 第5回(1997) 問題81|前立腺肥大症の特徴でないのはどれか。
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