学習トップ理由で解く 臨床医学各論第5章 ▸ E. 結石症 / Q0430

理由で解く 臨床医学各論

Q0430 腎・泌尿器疾患

出典:あマ指 第33回(2025) 問題57
問題
尿路結石の成分でないのはどれか。
選択肢
1 コレステロール
2 シュウ酸カルシウム
3 尿酸
4 リン酸カルシウム
解答
正解1(コレステロール)
解説
✓ 1. 誤り
コレステロール
コレステロールは尿路結石の成分ではない。コレステロールは胆石(コレステロール胆石)の成分であり、胆汁中のコレステロールが過飽和状態となって析出・結晶化する。尿路結石と胆石の成分を混同しないことが重要である。
✗ 2.
シュウ酸カルシウム
✗ 正しい。シュウ酸カルシウムは尿路結石の最多成分であり、全体の約70〜80%を占める。X線不透過性であるため単純X線撮影(KUB)で描出可能である。尿中のシュウ酸とカルシウムが結合して結晶を形成する。
✗ 3.
尿酸
✗ 正しい。尿酸は尿路結石の成分の一つであり、高尿酸血症(痛風)の患者で形成されやすい。酸性尿(pH<5.5)で析出しやすく、X線透過性であるため単純X線では描出困難であり、CTやエコーで検出する。
✗ 4.
リン酸カルシウム
✗ 正しい。リン酸カルシウムはカルシウム含有結石の一つであり、尿路結石の成分である。アルカリ尿(pH>7.0)で形成されやすく、X線不透過性で単純X線にて描出可能である。
ポイント
  • 尿路結石の最多成分はシュウ酸カルシウム(約70〜80%)であり、続いてリン酸カルシウム、尿酸、シスチンなどがある。
  • コレステロールは胆石の成分であり、尿路結石と胆石の成分を混同させる出題パターンに注意する。
  • 重要用語: シュウ酸カルシウム、尿酸結石、リン酸カルシウム、コレステロール胆石、X線透過性 を正確に理解しておくこと。
比較表
結石成分 頻度 X線所見 形成しやすい条件
シュウ酸カルシウム 最多(70〜80%) 不透過(描出可) 高カルシウム尿症
リン酸カルシウム 約10% 不透過(描出可) アルカリ尿
尿酸 約5〜10% 透過(描出困難) 酸性尿・高尿酸血症
シスチン まれ やや不透過 シスチン尿症
リン酸Mgアンモニウム 約5% 不透過 尿路感染症(サンゴ状結石)
解説画像
あマ指 第33回(2025) 問題57|尿路結石の成分でないのはどれか。 解説図
あマ指 第33回(2025) 問題57|尿路結石の成分でないのはどれか。
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