学習トップ理由で解く 臨床医学各論第5章 ▸ A. 原発性糸球体腎炎 / Q0398

理由で解く 臨床医学各論

Q0398 腎・泌尿器疾患

出典:鍼灸 第34回(2026) 問題58
問題
二次性ネフローゼ症候群の原因となる疾患で最も適切なのはどれか。
選択肢
1 膜性腎症
2 糖尿病性腎症
3 巣状分節性糸球体硬化症
4 膜性増殖性糸球体腎炎
解答
正解2(糖尿病性腎症)
解説
✗ 1. 誤り
膜性腎症
膜性腎症は一次性(原発性)ネフローゼ症候群の原因として最も多い疾患であり、二次性ネフローゼ症候群の代表ではない。成人の一次性ネフローゼ症候群では膜性腎症が最多である。ただし膜性腎症の一部は悪性腫瘍やSLEに続発する二次性もあり得るが、選択肢としては一次性に分類される。
✓ 2. 正しい
糖尿病性腎症
糖尿病性腎症は二次性ネフローゼ症候群の原因として最も適切である。二次性ネフローゼ症候群は全身疾患に続発して起こるものであり、糖尿病性腎症はその最も代表的な原因疾患である。糖尿病による細小血管障害が糸球体を障害し、蛋白尿の増加からネフローゼ症候群に至る。その他の二次性の原因としてSLE(ループス腎炎)、アミロイドーシスなどがある。
✗ 3. 誤り
巣状分節性糸球体硬化症
巣状分節性糸球体硬化症は一次性ネフローゼ症候群の原因疾患である。糸球体の一部が分節状に硬化する疾患であり、ステロイド抵抗性のことが多い。
✗ 4. 誤り
膜性増殖性糸球体腎炎
膜性増殖性糸球体腎炎は一次性糸球体腎炎に分類される疾患である。C型肝炎に伴うものは二次性とも言えるが、ネフローゼ症候群の二次性原因として最も適切とは言えない。
ポイント
  • 二次性ネフローゼ症候群の最も代表的な原因は糖尿病性腎症である
  • 一次性ネフローゼ症候群の原因:膜性腎症(成人最多)、微小変化型(小児最多)
  • ネフローゼ症候群の4徴:高度蛋白尿、低アルブミン血症、浮腫、高脂血症
  • 重要用語: 一次性と二次性の区別, 糖尿病性腎症, 膜性腎症 を正確に理解しておくこと。
比較表
分類 原因疾患 特徴
一次性(成人) 膜性腎症(最多) 糸球体自体の疾患
一次性(小児) 微小変化型(最多) ステロイド反応性良好
二次性 糖尿病性腎症(最多) 全身疾患に続発
二次性 ループス腎炎(SLE) 自己免疫疾患に続発
解説画像
鍼灸 第34回(2026) 問題58|二次性ネフローゼ症候群の原因となる疾患で最も適切なのはどれか。 解説図
鍼灸 第34回(2026) 問題58|二次性ネフローゼ症候群の原因となる疾患で最も適切なのはどれか。
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