学習トップ理由で解く 臨床医学各論第3章 ▸ A. 肝臓疾患 / Q0227

理由で解く 臨床医学各論

Q0227 肝・胆・膵疾患

出典:鍼灸 第10回(2002) 問題79
問題
肝硬変の症状でないのはどれか。
選択肢
1 皮膚線条
2 手掌紅斑
3 メズサの頭
4 クモ状血管腫
解答
正解1(皮膚線条)
解説
✓ 1. 誤り
皮膚線条
皮膚線条(赤色皮膚線条)はクッシング症候群の特徴的症状であり、肝硬変の症状ではない。コルチゾール過剰による蛋白質異化作用で皮膚が菲薄化し、腹部・大腿に赤紫色の線条が出現する。
✗ 2.
手掌紅斑
✗ 正しい。手掌紅斑は肝硬変の特徴的皮膚所見で、肝機能低下によるエストロゲン不活化障害で末梢血管が拡張し、手掌の母指球・小指球部が発赤する。
✗ 3.
メズサの頭
✗ 正しい。メズサの頭(メデューサの頭)は門脈圧亢進により臍周囲の側副血行路(腹壁静脈)が怒張し放射状に広がる所見である。
✗ 4.
クモ状血管腫
✗ 正しい。クモ状血管腫はエストロゲン不活化障害により前胸部・顔面・上肢に出現する血管拡張所見である。
ポイント
  • 赤色皮膚線条はクッシング症候群の特徴であり、肝硬変ではみられない点が頻出ポイント
  • 肝硬変の皮膚所見は手掌紅斑・クモ状血管腫(エストロゲン不活化障害)とメズサの頭(門脈圧亢進)に大別される
  • クッシング症候群の身体所見: 中心性肥満、満月様顔貌、水牛様脂肪沈着、赤色皮膚線条、多毛
  • 重要用語: 皮膚線条, クッシング症候群, 手掌紅斑, クモ状血管腫, メズサの頭 を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第10回(2002) 問題79|肝硬変の症状でないのはどれか。 解説図
鍼灸 第10回(2002) 問題79|肝硬変の症状でないのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 臨床医学各論
App Store入手