学習トップ理由で解く 臨床医学各論第2章 ▸ C. 胃・十二指腸疾患 / Q0124

理由で解く 臨床医学各論

Q0124 消化管疾患

出典:あマ指 第5回(1997) 問題87
問題
圧痛点とその部位との組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 マックバーネー点 ― 心窩部
2 ランツ点 ― 左下腹部
3 ボアス点 ― 第12胸椎左側
4 小野寺点 ― 臍部
解答
正解3(ボアス点 - 第12胸椎左側)
解説
✗ 1. 誤り
マックバーネー点 ― 心窩部
マックバーネー点は心窩部ではなく右下腹部にある。「右下腹部の上前腸骨棘と臍を結んだ外側3分の1の位置(マックバーネー点)」とされており、虫垂炎の代表的な圧痛点である。心窩部とは全く異なる部位である。
✗ 2. 誤り
ランツ点 ― 左下腹部
ランツ点は左下腹部ではなく右下腹部にある。「左右の上前腸骨棘を結んだ右側3分の1の位置(ランツ点)」とされており、マックバーネー点と同様に虫垂炎の圧痛点である。「右側」3分の1であり左下腹部ではない。
✓ 3. 正しい
ボアス点 ― 第12胸椎左側
ボアス点は第12胸椎の左側にある胃潰瘍の放散痛を反映した圧痛点であり、組合せは正しい。胃潰瘍の痛みが脊髄分節を介して背部に放散する際に圧痛が出現する。胃潰瘍では食後の心窩部痛が特徴的であるが、背部への放散痛も重要な所見である。
✗ 4. 誤り
小野寺点 ― 臍部
小野寺殿部圧痛点は臍部ではなく、殿部(第4〜5腰椎棘突起間付近)にある圧痛点であり、腹膜刺激や骨盤内臓器の炎症を示唆する所見である。臍部とは異なる部位である。
ポイント
  • 圧痛点と部位・関連疾患の対応関係は頻出であり、確実に暗記する
  • 重要用語: マックバーネー点, ランツ点, ボアス点, 虫垂炎, 胃潰瘍 を正確に理解しておくこと。
比較表
圧痛点 部位 関連疾患
マックバーネー点 臍と右上前腸骨棘を結ぶ線の外側1/3 虫垂炎
ランツ点 左右上前腸骨棘を結ぶ線の右1/3 虫垂炎
ボアス点 第12胸椎左側 胃潰瘍
解説画像
あマ指 第5回(1997) 問題87|圧痛点とその部位との組合せで正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第5回(1997) 問題87|圧痛点とその部位との組合せで正しいのはどれか。
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