学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ D. 性感染症 / Q0094

理由で解く 臨床医学各論

Q0094 感染症

出典:あマ指 第18回(2010) 問題88
問題
感染症と病原体との組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 淋病 ― トレポーマ
2 マラリア ― 細菌
3 ジフテリア ― ウイルス
4 発疹チフス ― リケッチア
解答
正解4(発疹チフス ― リケッチア)
解説
✗ 1. 誤り
淋病 ― トレポーマ
淋病の原因は淋菌(Neisseria gonorrhoeae)であり、トレポネーマ(梅毒トレポネーマ)ではない。淋菌によって起きる急性の性感染症とされている。トレポネーマは梅毒の原因であり、淋菌と混同しないこと。
✗ 2. 誤り
マラリア ― 細菌
マラリアはPlasmodium属のマラリア原虫(寄生虫)が原因であり、細菌ではない。蚊(ハマダラカ)が媒介する原虫感染症であり、熱帯・亜熱帯地域で流行する。周期的な発熱が特徴。
✗ 3. 誤り
ジフテリア ― ウイルス
ジフテリアはジフテリア菌(Corynebacterium diphtheriae)による細菌感染症であり、ウイルスではない。外毒素により咽頭・喉頭に偽膜を形成し、心筋炎や神経麻痺を起こす。
✓ 4. 正しい
発疹チフス ― リケッチア
発疹チフスはリケッチア(Rickettsia prowazekii)による感染症であり、この組合せは正しい。シラミが媒介し、高熱・発疹・頭痛を呈する。リケッチアは偏性細胞内寄生体であり、ウイルスと細菌の中間的な大きさの病原体である。
ポイント
  • 病原体の分類を正確に覚えること。淋病=淋菌(細菌)、梅毒=トレポネーマ(スピロヘータ)、マラリア=原虫、ジフテリア=細菌、発疹チフス=リケッチア。
  • リケッチアは偏性細胞内寄生体であり、節足動物(シラミ・ダニ・ノミ等)が媒介する感染症の原因として重要。
  • 淋病とトレポネーマ(梅毒)は同じ性感染症であるが病原体が異なる。混同を避けるため確実に区別すること。
  • 重要用語: リケッチア(偏性細胞内寄生体)、淋菌と梅毒トレポネーマの区別、病原体分類 を正確に理解しておくこと。
比較表
疾患 正しい病原体 分類
淋病 淋菌 細菌
梅毒 梅毒トレポネーマ スピロヘータ
マラリア マラリア原虫 原虫
ジフテリア ジフテリア菌 細菌
発疹チフス リケッチア リケッチア
解説画像
あマ指 第18回(2010) 問題88|感染症と病原体との組合せで正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第18回(2010) 問題88|感染症と病原体との組合せで正しいのはどれか。
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