学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ D. 性感染症 / Q0090

理由で解く 臨床医学各論

Q0090 感染症

出典:鍼灸 第9回(2001) 問題71
問題
感染症で誤っている記述はどれか。
選択肢
1 単純性疱疹は再発する。
2 腸炎ビブリオ食中毒の潜伏期は数日間である。
3 カリニ肺炎はエイズに合併する。
4 伝染性単核症では頸部リンパ節が腫脹する。
解答
正解2(腸炎ビブリオ食中毒の潜伏期は数日間である。)
解説
✗ 1.
単純性疱疹は再発する。
✗ 正しい。単純ヘルペスウイルス(HSV)は初感染後に三叉神経節(HSV-1)や仙骨神経節(HSV-2)に潜伏感染し、ストレスや免疫力低下時に繰り返し再発する。
✓ 2. 誤り
腸炎ビブリオ食中毒の潜伏期は数日間である。
腸炎ビブリオ食中毒の潜伏期は「数日間」ではなく6~24時間(平均12時間前後)と比較的短い。海産物(刺身・寿司など)の生食後に急性の腹痛・下痢・嘔吐で発症する。感染型食中毒に分類され、潜伏期が数日間というのは誤りである。
✗ 3.
カリニ肺炎はエイズに合併する。
✗ 正しい。ニューモシスチス(カリニ)肺炎はエイズの代表的な日和見感染症である。「カリニ肺炎」がエイズ発症期の日和見感染に分類されている。CD4陽性Tリンパ球が減少した免疫不全状態で発症する。
✗ 4.
伝染性単核症では頸部リンパ節が腫脹する。
✗ 正しい。伝染性単核症(伝染性単核球症)ではEBウイルス感染により頸部リンパ節腫脹・発熱・咽頭痛・肝脾腫がみられる。血液検査では異型リンパ球の出現が特徴的である。思春期以降に多い。
ポイント
  • 腸炎ビブリオ食中毒の潜伏期は6~24時間であり「数日間」ではない。食中毒の潜伏期の違いは頻出テーマ。
  • 単純ヘルペスの「再発性」、カリニ肺炎の「エイズ合併」、伝染性単核症の「頸部リンパ節腫脹」はいずれも正しい知識。
  • 単純ヘルペスウイルスはHSV-1(口唇ヘルペス)とHSV-2(性器ヘルペス)に分類され、いずれも神経節に潜伏感染して再発する。
  • 重要用語: 腸炎ビブリオ(潜伏期6~24時間)、単純ヘルペス(再発性・潜伏感染)、カリニ肺炎(エイズ日和見感染) を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第9回(2001) 問題71|感染症で誤っている記述はどれか。 解説図
鍼灸 第9回(2001) 問題71|感染症で誤っている記述はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 臨床医学各論
App Store入手