学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ D. 性感染症 / Q0088

理由で解く 臨床医学各論

Q0088 感染症

出典:あマ指 第4回(1996) 問題88
問題
性交渉で感染しないのはどれか。
選択肢
1 エイズ
2 破傷風
3 B型肝炎
4 梅毒
解答
正解2(破傷風)
解説
✗ 1.
エイズ
✗ 正しい。エイズ(HIV感染症)は性交渉が最も主要な感染経路である。精液・腟分泌液中のHIVが粘膜から侵入して感染する。
✓ 2. 誤り
破傷風
破傷風は性交渉では感染しない。破傷風菌(Clostridium tetani)は土壌中に存在する嫌気性芽胞形成菌であり、外傷部位(創傷)から侵入して感染する。破傷風は創傷感染に分類されている。性行為による粘膜接触では感染しない。
✗ 3.
B型肝炎
✗ 正しい。B型肝炎は血液・体液を介して感染し、性交渉による水平感染も重要な感染経路の一つである。B型肝炎ウイルス(HBV)は精液や腟分泌液にも含まれるため、性感染症としての側面も持つ。
✗ 4.
梅毒
✗ 正しい。梅毒は性感染症(STD)の代表的疾患である。梅毒トレポネーマが性交渉による粘膜接触で感染する。
ポイント
  • 破傷風は土壌中の嫌気性菌による創傷感染症であり、性感染症ではない。DPTワクチン(三種混合)の「T」は破傷風(Tetanus)。
  • 性交渉で感染する疾患として、エイズ(HIV)・梅毒・淋病・クラミジア・B型肝炎・性器ヘルペスなどが重要。
  • 破傷風菌は芽胞を形成するため環境中で長期間生存し、創傷部から嫌気的環境下で増殖して外毒素を産生する。
  • 重要用語: 破傷風(創傷感染)、性感染症(STD)の代表的疾患群 を正確に理解しておくこと。
比較表
疾患 感染経路 性交渉での感染
エイズ 性交渉・血液・母子感染 あり
梅毒 性交渉・母子感染 あり
B型肝炎 血液・体液・母子感染 あり
破傷風 創傷感染(土壌) なし
解説画像
あマ指 第4回(1996) 問題88|性交渉で感染しないのはどれか。 解説図
あマ指 第4回(1996) 問題88|性交渉で感染しないのはどれか。
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