学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ C. ウイルス感染症 / Q0047

理由で解く 臨床医学各論

Q0047 感染症

出典:あマ指 第29回(2021) 問題59
問題
ウイルス感染症はどれか。
選択肢
1 梅毒
2 デング熱
3 マラリア
4 ジフテリア
解答
正解2(デング熱)
解説
✗ 1. 誤り
梅毒
梅毒は梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum)によるスピロヘータ感染症(細菌感染症の一種)である。性行為で感染し、第1期(硬性下疳)から第4期(神経梅毒)まで多彩な経過をとる。
✓ 2. 正しい
デング熱
デング熱はデングウイルス(フラビウイルス科)によるウイルス感染症である。蚊(ネッタイシマカ・ヒトスジシマカ)によって媒介される。感染症法の四類感染症に指定されている。潜伏期は2〜14日で、突然の高熱・頭痛・関節痛・筋肉痛・発疹が特徴である。重症化するとデング出血熱(出血傾向・循環不全)となる。
✗ 3. 誤り
マラリア
マラリアはマラリア原虫(Plasmodium属)による原虫感染症であり、ウイルス感染症ではない。ハマダラカが媒介する。感染症法の四類感染症に指定されている。周期的な発熱発作(三日熱・四日熱)が特徴的である。
✗ 4. 誤り
ジフテリア
ジフテリアはジフテリア菌(Corynebacterium diphtheriae)による細菌感染症である。咽頭偽膜の形成と毒素による心筋障害・神経障害が特徴である。
ポイント
  • 病原体の分類を正確に把握すること。ウイルス(デング熱)、細菌(梅毒・ジフテリア)、原虫(マラリア)を明確に区別する。
  • 蚊媒介感染症にはウイルス性のもの(デング熱・日本脳炎)と原虫性のもの(マラリア)があり、いずれも感染症法の四類感染症に指定されている。
  • デング熱は重症化するとデング出血熱(出血傾向・循環不全)となり、致死的になりうる。
  • 重要用語: デングウイルス, マラリア原虫, 梅毒トレポネーマ, ジフテリア菌 を正確に理解しておくこと。
比較表
疾患 病原体 分類 媒介
デング熱 デングウイルス ウイルス
マラリア マラリア原虫 原虫
梅毒 梅毒トレポネーマ 細菌 性行為
ジフテリア ジフテリア菌 細菌 飛沫
解説画像
あマ指 第29回(2021) 問題59|ウイルス感染症はどれか。 解説図
あマ指 第29回(2021) 問題59|ウイルス感染症はどれか。
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