学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ B. 細菌感染症 / Q0037

理由で解く 臨床医学各論

Q0037 感染症

出典:鍼灸 第30回(2022) 問題67
問題
予防接種が有効な感染症はどれか。
選択肢
1 百日咳
2 腸チフス
3 C 型肝炎
4 猩紅熱
解答
正解1(百日咳)
解説
✓ 1. 正しい
百日咳
百日咳は三種混合ワクチン(DPT)のP(Pertussis)に含まれ、予防接種で有効に予防できる。百日咳菌の産生する毒素が気管支平滑筋に結合し、激しい痙攣性の咳を特徴とする急性上気道感染症であるが、ワクチンの普及により患者数は大幅に減少している。
✗ 2. 誤り
腸チフス
腸チフスに対するワクチンは海外には存在するが、日本では定期接種として使用可能な承認ワクチンがなく、一般的な予防接種の対象ではない。腸チフスは衛生環境の整備が予防の基本となる。
✗ 3. 誤り
C 型肝炎
C型肝炎に対する有効なワクチンは現時点で開発されていない。C型肝炎ウイルスは遺伝子変異が多いためワクチン開発が困難である。B型肝炎にはワクチンがある点と区別すること。
✗ 4. 誤り
猩紅熱
猩紅熱はA群溶血性連鎖球菌による細菌感染症であり、有効なワクチンは実用化されていない。ペニシリン系抗菌薬による治療が基本となる。
ポイント
  • 百日咳はDPTワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風)の対象であり、定期接種として予防可能である。ワクチンがある感染症とない感染症を正確に区別すること。
  • C型肝炎にはワクチンがない点がB型肝炎との重要な違いである。C型肝炎ウイルスは遺伝子変異が多くワクチン開発が困難。
  • 百日咳は「3種混合ワクチン接種で減少した」とされ、ヒューという吸気性笛声音を伴う激しい痙攣性の咳が特徴的。
  • 重要用語: DPTワクチン, 百日咳, C型肝炎(ワクチンなし), 猩紅熱(ワクチンなし) を正確に理解しておくこと。
比較表
感染症 ワクチン 備考
百日咳 あり(DPT) 定期接種で減少
ジフテリア あり(DPT) 定期接種で減少
破傷風 あり(DPT) 定期接種で減少
C型肝炎 なし ウイルス変異が多い
B型肝炎 あり 母子感染予防にも使用
猩紅熱 なし 抗菌薬で治療
解説画像
鍼灸 第30回(2022) 問題67|予防接種が有効な感染症はどれか。 解説図
鍼灸 第30回(2022) 問題67|予防接種が有効な感染症はどれか。
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