学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ B. 細菌感染症 / Q0038

理由で解く 臨床医学各論

Q0038 感染症

出典:鍼灸 第31回(2023) 問題53
問題
細菌感染症はどれか。
選択肢
1 デング熱
2 破傷風
3 日本脳炎
4 手足口病
解答
正解2(破傷風)
解説
✗ 1. 誤り
デング熱
デング熱はデングウイルス(フラビウイルス科)によるウイルス感染症である。蚊(ネッタイシマカ・ヒトスジシマカ)が媒介し、高熱・頭痛・関節痛・発疹を呈する。感染症法の四類感染症に指定されている。
✓ 2. 正しい
破傷風
破傷風は破傷風菌(Clostridium tetani)による細菌感染症である。嫌気性の芽胞形成菌で、外傷部位から侵入して外毒素テタノスパスミンを産生し、中枢神経の抑制性シナプスに作用して随意筋の持続的痙攣を引き起こす。牙関緊急(開口障害)や後弓反張が特徴的な症状であり、致命率は約50%と高い。
✗ 3. 誤り
日本脳炎
日本脳炎は日本脳炎ウイルスによるウイルス感染症であり、コガタアカイエカが媒介する。高熱・意識障害・痙攣が主症状で、ワクチンによる予防が可能である。
✗ 4. 誤り
手足口病
手足口病はコクサッキーウイルスA16型やエンテロウイルス71型などによるウイルス感染症である。口腔内・手掌・足底の水疱性発疹が特徴で、主に乳幼児に発症する。
ポイント
  • 病原体の分類(細菌・ウイルス・原虫・真菌など)を正確に区別できることが頻出テーマである。破傷風は細菌感染症で、他の選択肢はすべてウイルス感染症である。
  • 破傷風菌の特徴として「嫌気性菌」「芽胞形成」「外毒素(テタノスパスミン)産生」を覚えること。
  • 破傷風の致命率は約50%と高く、DPTワクチンによる予防と、発症時の破傷風免疫グロブリン投与・抗菌薬治療が重要。
  • 重要用語: 破傷風菌, 嫌気性芽胞形成菌, テタノスパスミン, デングウイルス を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第31回(2023) 問題53|細菌感染症はどれか。 解説図
鍼灸 第31回(2023) 問題53|細菌感染症はどれか。
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