学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ B. 細菌感染症 / Q0027

理由で解く 臨床医学各論

Q0027 感染症

出典:あマ指 第20回(2012) 問題90
問題
予防接種が有効な感染症はどれか。
選択肢
1 赤痢
2 コレラ
3 C 型肝炎
4 百日咳
解答
正解4(百日咳)
解説
✗ 1. 誤り
赤痢
細菌性赤痢に対する有効なワクチンは実用化されていない。赤痢は赤痢菌の経口感染によって生じる急性大腸炎であり、予防は衛生環境の整備と手洗いの徹底が中心となる。
✗ 2. 誤り
コレラ
コレラに対する経口ワクチンは存在するが、わが国では定期接種として使用されておらず、一般的に「有効な予防接種」とは言いがたい。渡航者向けに使用されることがある程度である。
✗ 3. 誤り
C 型肝炎
C型肝炎に対する有効なワクチンは現時点で開発されていない。C型肝炎ウイルス(HCV)は遺伝子変異が多く、ワクチン開発が困難とされている。なおB型肝炎にはワクチンがある。
✓ 4. 正しい
百日咳
百日咳は三種混合ワクチン(DPT)のP(Pertussis)として定期予防接種に含まれ、有効に予防できる。百日咳菌の産生する毒素が気管支平滑筋に結合し、激しい痙攣性の咳を特徴とする急性上気道感染症であるが、ワクチンにより発症を大幅に抑制できる。
ポイント
  • 有効なワクチンが存在する感染症を整理しておくこと。DPT(ジフテリア・百日咳・破傷風)、麻疹、風疹、BCG(結核)、インフルエンザ、B型肝炎などにはワクチンがある。
  • C型肝炎はワクチンがない点がB型肝炎との重要な違いである。赤痢・コレラは衛生管理が予防の基本となる。
  • 重要用語: DPTワクチン, C型肝炎(ワクチンなし), B型肝炎(ワクチンあり) を正確に理解しておくこと。
解説画像
あマ指 第20回(2012) 問題90|予防接種が有効な感染症はどれか。 解説図
あマ指 第20回(2012) 問題90|予防接種が有効な感染症はどれか。
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