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理由で解く 理学療法士

QP61P063 生理学

出典:第61回理学療法士国家試験(2026)午後 問63
問題
刺激と反応の組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 交感神経 ― 縮瞳
2 交感神経 ― 気管支の収縮
3 交感神経 ― 心拍数の減少
4 副交感神経 ― 立毛筋の収縮
5 副交感神経 ― 直腸平滑筋の収縮
解答
正解5(副交感神経 ― 直腸平滑筋の収縮)
解説

副交感神経は排便を促し直腸平滑筋を収縮させる。交感神経は散瞳・気管支拡張・心拍増加を起こす。

自律神経は概ね拮抗的に働く。交感神経は「闘争・逃走」反応として散瞳(瞳孔散大筋収縮)、気管支拡張、心拍数増加、立毛筋収縮をもたらす。副交感神経は「休息・消化」反応として縮瞳、気管支収縮、心拍数減少、そして消化管運動亢進を担い、直腸平滑筋を収縮させて排便を促進する。したがって正しい組合せは『副交感神経―直腸平滑筋の収縮』である。

✗ 1. 誤り
交感神経 ― 縮瞳
交感神経は瞳孔散大筋を収縮させ散瞳を起こす。縮瞳は副交感神経(動眼神経)
✗ 2. 誤り
交感神経 ― 気管支の収縮
交感神経(β2)は気管支を拡張させる。気管支収縮は副交感神経
✗ 3. 誤り
交感神経 ― 心拍数の減少
交感神経は心拍数を増加させる。減少は副交感神経(迷走神経)
✗ 4. 誤り
副交感神経 ― 立毛筋の収縮
立毛筋は交感神経のみに支配される
✓ 5. 正しい
副交感神経 ― 直腸平滑筋の収縮
副交感神経(骨盤内臓神経)が直腸を収縮させ排便を促す
ポイント
  • 副交感=縮瞳・気管支収縮・徐脈・消化管亢進
  • 交感=散瞳・気管支拡張・頻脈・立毛
  • 立毛筋は交感神経のみ支配
比較表
交感神経と副交感神経の作用
器官交感神経副交感神経
瞳孔散大(散瞳)縮小(縮瞳)
気管支拡張収縮
心拍数増加減少
消化管・直腸抑制亢進(排便促進)
立毛筋収縮支配なし
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