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理由で解く 理学療法士

QP61P052 解剖学

出典:第61回理学療法士国家試験(2026)午後 問52
問題
視床へ上行性に接続するのはどれか。
選択肢
1 副神経
2 内側毛帯
3 皮質橋路
4 赤核脊髄路
5 皮質脊髄路
解答
正解2(内側毛帯)
解説

内側毛帯は後索核(薄束核・楔状束核)から始まる深部覚・識別性触覚の上行路で、視床(VPL核)に投射する。

内側毛帯は、後索を上行した深部覚・識別性触覚の線維が延髄の後索核でニューロンを交代し、交叉(毛帯交叉)した後に視床の後外側腹側核(VPL)へ向かう上行性感覚路である。視床は嗅覚を除く感覚の中継核であり、そこへ上行するのは感覚系。他の選択肢は運動性の下行路や運動性脳神経であり、視床には接続しない。上行(感覚)か下行(運動)かを判別することが解答の要点となる。

✗ 1. 誤り
副神経
僧帽筋・胸鎖乳突筋を支配する運動性脳神経で、上行路ではない
✓ 2. 正しい
内側毛帯
後索核から視床VPLへ向かう上行性感覚路である
✗ 3. 誤り
皮質橋路
大脳皮質から橋核へ下行する運動連絡路である
✗ 4. 誤り
赤核脊髄路
赤核から脊髄へ下行する錐体外路系の運動路である
✗ 5. 誤り
皮質脊髄路
大脳皮質から脊髄前角へ下行する随意運動路(錐体路)である
ポイント
  • 内側毛帯=深部覚・識別性触覚の上行路
  • 後索核→毛帯交叉→視床VPL
  • 視床は感覚(嗅覚除く)の中継核
比較表
伝導路の方向と性質
伝導路方向機能
内側毛帯上行(感覚)深部覚・識別性触覚
皮質橋路下行(運動連絡)橋核へ
赤核脊髄路下行(運動)屈筋緊張の調整
皮質脊髄路下行(運動)随意運動
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