学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QP61P020
理由で解く 理学療法士
理解良好・発話流暢だが復唱が著明に不良で、音韻性錯語と自己修正の反復(接近行為)を示すのは伝導失語。
伝導失語は、聴覚的理解が比較的良好で自発話も流暢でありながら、復唱が選択的に強く障害されるのが特徴である。目標語に近づこうと音を言い直す接近行為(自己修正の繰り返し)や音韻性錯語がみられ、本例の「時計→ト、トチ…」と誤りに気づいて修正を試みる所見と合致する。Broca失語は非流暢で努力性、Wernicke失語は理解が不良でジャルゴンを呈し復唱も悪いが理解障害が前面に立つ点で異なる。健忘性失語は喚語困難が主体で復唱は保たれ、全失語は理解・表出とも重度に障害される。理解良好・流暢・復唱不良の三点から伝導失語と判断する。
| タイプ | 流暢性 | 理解 | 復唱 |
|---|---|---|---|
| Broca失語 | 非流暢 | 良好 | 不良 |
| Wernicke失語 | 流暢 | 不良 | 不良 |
| 伝導失語 | 流暢 | 良好 | 不良 |
| 健忘性失語 | 流暢 | 良好 | 良好 |
| 全失語 | 非流暢 | 不良 | 不良 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。