学習トップ理由で解く 理学療法士第12章 ▸ 実地 / QP61P018

理由で解く 理学療法士

QP61P018 理学療法治療学

出典:第61回理学療法士国家試験(2026)午後 問18
問題
83歳の男性。大動脈弁狭窄症に対するTAVI術後。自転車エルゴメーターの運動療法で、連続して一定の負荷強度を加えると下肢疲労と血圧の上昇が顕著となるため、高強度負荷のペダル運動45秒と低強度でのペダル運動90秒を交互に組合せて実施した。この負荷様式で正しいのはどれか。
選択肢
1 Ramp負荷
2 インターバルトレーニング
3 コンディショニング
4 サーキットトレーニング
5 多段階漸増負荷
解答
正解2(インターバルトレーニング)
解説

高強度と低強度(休息的)負荷を交互に繰り返す方式はインターバルトレーニング。持続負荷より循環系への負担を分散できる。

高強度負荷と低強度(回復)負荷を交互に反復する運動様式をインターバルトレーニングと呼ぶ。持続的な一定負荷では下肢疲労や血圧上昇が過度になる症例でも、間に低強度の回復期を挟むことで循環応答を抑えつつ運動量を確保できるため、心疾患例で有用である。Ramp負荷や多段階漸増負荷は運動耐容能を評価するために強度を連続的・段階的に上げていく方式であり、サーキットトレーニングは複数種目を巡回して行う筋力・全身持久力トレーニング、コンディショニングは体調・機能を整える準備的介入を指し、いずれも高低交互反復とは異なる。

✗ 1. 誤り
Ramp負荷
強度を連続的に漸増させる負荷試験の方式で、高低交互反復ではない
✓ 2. 正しい
インターバルトレーニング
高強度と低強度(回復)を交互に反復する方式で本例に合致
✗ 3. 誤り
コンディショニング
機能・体調を整える準備的介入で負荷様式の名称ではない
✗ 4. 誤り
サーキットトレーニング
複数種目を巡回して行う方式で、高低交互反復とは異なる
✗ 5. 誤り
多段階漸増負荷
一定時間ごとに強度を段階的に上げる方式で、回復期を挟まない
ポイント
  • インターバル=高強度と低強度(回復)の交互反復
  • 回復期を挟み循環負担を分散、心疾患例で有用
  • Ramp・多段階漸増は強度を上げ続ける評価用負荷
比較表
運動負荷様式の比較
様式特徴
インターバル高強度と低強度を交互に反復
Ramp負荷強度を連続的に直線漸増
多段階漸増負荷一定時間ごとに段階的に増加
サーキット複数種目を巡回して実施
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