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理由で解く 理学療法士

QP61P012 理学療法評価学

出典:第61回理学療法士国家試験(2026)午後 問12
問題
健常児。図のように四つ這いから座位に戻れるようになった。この児に観察される姿勢反射はどれか。2つ選べ。
選択肢
1 自動歩行
2 背屈反応
3 足底把握反射
4 側方パラシュート反応
5 非対称性緊張性頸反射
解答
正解3(足底把握反射)、4(側方パラシュート反応)
解説

四つ這いから座位に戻れる児は概ね生後8〜10か月。この時期は側方パラシュート反応が出現済みで、足底把握反射がまだ残存する。

四つ這い位から自力で座位へ戻れる運動発達は生後8〜10か月頃に相当する。この月齢では体を支える保護伸展反応(パラシュート反応)のうち側方成分が6〜7か月で出現しており、姿勢保持のために観察される。一方、足底把握反射は生後9〜12か月頃まで残存し、この時期はまだ認められる。逆に自動歩行(〜2か月)や非対称性緊張性頸反射(ATNR、〜4〜6か月)はすでに消失している月齢であり、正常発達では観察されない。原始反射の消失時期と姿勢反応の出現時期を月齢の物差しとして統合的に判断する問題である。

✗ 1. 誤り
自動歩行
新生児期の原始反射で生後約2か月までに消失、この月齢では認めない
✗ 2. 誤り
背屈反応
この発達段階の座位獲得を規定する姿勢反応として問われる項目ではない
✓ 3. 正しい
足底把握反射
生後9〜12か月頃まで残存し、この時期はまだ観察される
✓ 4. 正しい
側方パラシュート反応
6〜7か月で出現する保護伸展反応で、座位保持を支える
✗ 5. 誤り
非対称性緊張性頸反射
ATNRは4〜6か月までに消失、この月齢では認めない
ポイント
  • 四つ這いから座位復帰=約8〜10か月
  • 足底把握反射は9〜12か月まで残存
  • 側方パラシュート反応は6〜7か月で出現
  • 自動歩行・ATNRはこの月齢で消失済み
比較表
主な原始反射・姿勢反応の時期
反射・反応時期
自動歩行出生〜2か月で消失
非対称性緊張性頸反射(ATNR)出生〜4〜6か月で消失
足底把握反射出生〜9〜12か月で消失
前方パラシュート反応6〜7か月で出現
側方パラシュート反応6〜7か月で出現
後方パラシュート反応9〜10か月で出現
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