学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP61A017
理由で解く 理学療法士
ALSは進行性の運動ニューロン変性で、過用性筋力低下を避けるのが原則。下垂足(鶏歩)にはプラスチックAFOで足部をクリアし、残存機能を活かした歩行を維持する。
ALSは運動ニューロンが進行性に変性する疾患で、過度な抵抗運動は過用性筋力低下(overwork weakness)を招くため禁忌的である。本例はADL自立し下肢筋力低下と鶏歩(下垂足で足を高く上げるステッページ歩行)がみられる段階。前脛骨筋など足関節背屈筋の筋力低下による下垂足に対しては、軽量のプラスチックAFO(短下肢装具)で足関節背屈を補助し、つまずきを防いで安全な歩行を維持するのが最も適切である。漸増抵抗運動は過用性筋力低下のリスクで不適。車椅子操作や両松葉杖歩行は歩行可能な現段階では時期尚早。ALSは感覚障害を伴わないため感覚再教育は適応がない。
| 項目 | 対応 |
|---|---|
| 筋力低下 | 過用を避け、抵抗運動は控える |
| 下垂足・鶏歩 | プラスチックAFOで背屈補助 |
| 感覚 | 障害なし(感覚訓練は不要) |
| 移動手段 | 残存機能に応じ段階的に検討 |
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