学習トップ理由で解く 理学療法士第12章 ▸ 実地 / QP60P003

理由で解く 理学療法士

QP60P003 理学療法治療学

出典:第60回理学療法士国家試験(2025)午後 問3
問題
6歳の男児。右股関節痛を訴えている。単純エックス線写真を図に示す。
この時期の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。
図
選択肢
1 右股関節の内転位保持
2 短下肢装具での立位練習
3 対称的な座位バランス練習
4 右側方からの起き上がり動作指導
5 坐骨結節で負荷できる下肢装具での歩行練習
解答
正解3(対称的な座位バランス練習)、5(坐骨結節で負荷できる下肢装具での歩行練習)
解説

Perthes病の治療原則はcontainment(骨頭を臼蓋で包み込む)と患肢免荷。外転位保持と免荷が基本で、荷重・内転を避ける。

Perthes病では壊死・修復過程にある軟らかい大腿骨頭が変形(扁平化)するのを防ぐことが目標で、骨頭を臼蓋で深く包み込むcontainment(外転位)と、骨頭への荷重を減らす免荷が治療の柱となる。したがって非荷重で安全に行える座位でのバランス練習や、坐骨結節支持で患肢を免荷する装具での歩行練習が適切。内転位や患肢への荷重は骨頭の変形・圧潰を助長するため避ける。

✗ 1. 誤り
右股関節の内転位保持
内転は骨頭を臼蓋の外へ押し出しcontainmentに反する。外転位が原則
✗ 2. 誤り
短下肢装具での立位練習
短下肢装具は免荷にもcontainmentにもならず、患肢への荷重を許してしまう
✓ 3. 正しい
対称的な座位バランス練習
座位は非荷重で骨頭を保護しつつ体幹・バランス機能を維持できる
✗ 4. 誤り
右側方からの起き上がり動作指導
患側(右)に荷重・負荷がかかる動作で骨頭を保護できない
✓ 5. 正しい
坐骨結節で負荷できる下肢装具での歩行練習
坐骨結節支持の免荷装具で患肢を免荷しながら歩行でき、骨頭への荷重を減らせる
ポイント
  • 治療原則=containment(外転位で骨頭を臼蓋に包む)+免荷
  • 内転位・患肢荷重は禁忌
  • 坐骨結節支持免荷装具で患肢を免荷
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 理学療法士
App Store入手