学習トップ理由で解く 理学療法士第12章 ▸ 一般 / QP60A035

理由で解く 理学療法士

QP60A035 理学療法治療学

出典:第60回理学療法士国家試験(2025)午前 問35
問題
酸素療法機器で正しいのはどれか。
選択肢
1 鼻カニュラは高流量系である。
2 高流量系機器は加湿不要である。
3 医療ガスの酸素ボンベは緑色である。
4 ベンチュリマスクは低流量系である。
5 在宅酸素療法では酸素濃縮器を用いる。
解答
正解5(在宅酸素療法では酸素濃縮器を用いる。)
解説

在宅酸素療法(HOT)では空気中の窒素を吸着して酸素を濃縮する酸素濃縮器が主に用いられる。

酸素供給器具は、患者の吸気流量に届かず室内気を巻き込む『低流量系』(鼻カニュラ・簡易酸素マスク)と、吸気を上回る流量を供給し設定FiO2が安定する『高流量系』(ベンチュリマスク・ネーザルハイフロー)に分けられる。高流量系は多量のガスを流すため加湿が必要。日本の高圧ガス保安法では酸素ボンベは黒色(二酸化炭素が緑)と定められている。在宅酸素療法(HOT)では、電源で空気中の窒素を吸着分離して酸素を濃縮供給する酸素濃縮器が最も一般的に使用されるため、選択肢5が正しい。

✗ 1. 誤り
鼻カニュラは高流量系である。
鼻カニュラは低流量系である
✗ 2. 誤り
高流量系機器は加湿不要である。
多量のガスを流すため加湿が必要
✗ 3. 誤り
医療ガスの酸素ボンベは緑色である。
日本では黒色、緑色は二酸化炭素
✗ 4. 誤り
ベンチュリマスクは低流量系である。
安定したFiO2を供給する高流量系
✓ 5. 正しい
在宅酸素療法では酸素濃縮器を用いる。
HOTの主要機器で正しい
ポイント
  • 低流量系=鼻カニュラ・簡易マスク、高流量系=ベンチュリマスク・ネーザルハイフロー
  • 酸素ボンベは黒色(日本)、緑色はCO2
  • HOTでは酸素濃縮器が主流
比較表
酸素供給器具の分類
分類器具特徴
低流量系鼻カニュラ・簡易酸素マスクFiO2が呼吸様式で変動
高流量系ベンチュリマスク・ネーザルハイフローFiO2が安定、加湿必要
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