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理由で解く 理学療法士

関節可動域測定法の図問題は「基本軸・移動軸・測定肢位」の3点を基準表と照合する。5つのうち基準をすべて満たすのは膝屈曲だけである。
関節可動域測定法(日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会1995年基準)では、運動ごとに基本軸・移動軸・測定肢位が定められており、図がその3点をすべて満たしているかを見ればよい。膝屈曲は基本軸=大腿骨、移動軸=腓骨(腓骨頭と外果を結ぶ線)で、股関節屈曲位で行うと定められており、図4はこれをすべて満たしているので正しい。肩甲帯の挙上は基本軸=両側の肩峰を結ぶ線、移動軸=肩峰と胸骨上縁を結ぶ線とし、背面から測定するのが基準だが、図1は前面から描かれ、太線も肩峰より低い高さに引かれている。肩水平伸展は肩関節90°外転位とし、基本軸=肩峰を通る矢状面への垂直線、移動軸=上腕骨で測るが、図2は軸の取り方と運動方向が基準に一致しない。股伸展は腹臥位・膝伸展位で大腿を後方へ動かして測るが、図3は背臥位で下肢を持ち上げており、動かしている向きが屈曲である。足底屈は膝関節屈曲位で行い、基本軸=矢状面における腓骨長軸への垂直線、移動軸=足底面と定められているが、図5は太線(基本軸)が腓骨長軸そのものに沿って引かれ、膝も伸展位で描かれている。迷ったときは測定肢位→基本軸→移動軸の順に照合すると、誤りが最も早く見つかる。
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