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理由で解く 理学療法士

壁押し(wall push)で肩甲骨内側縁全体が浮く翼状肩甲は前鋸筋(長胸神経支配)の麻痺を示す。
前鋸筋は肩甲骨を胸郭に押しつけ、前方突出と上方回旋を担う。長胸神経麻痺などで前鋸筋が弱化すると、壁を前方から押した際に肩甲骨を胸郭に固定できず、内側縁全体が後方へ浮き上がる翼状肩甲(winging)が生じる。この壁押しテストは前鋸筋筋力評価の代表的手技である。なお僧帽筋麻痺でも翼状肩甲を生じるが、その場合は肩甲骨が下方回旋し外転挙上で顕著になる点で鑑別される。
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