学習トップ理由で解く 理学療法士第11章 ▸ 実地 / QP59P018

理由で解く 理学療法士

QP59P018 理学療法評価学

出典:第59回理学療法士国家試験(2024)午後 問18
問題
介護予防事業にて、図のようなテストで確認可能なのはどれか。
図
選択肢
1 フレイル
2 サルコペニア
3 ダイナペニア
4 ロコモティブ症候群
5 コンパートメント症候群
解答
正解2(サルコペニア)
解説

指輪っかテスト(下腿を両手の指で囲む)や下腿周囲径測定は、骨格筋量の低下=サルコペニアの簡易スクリーニング。

図は下腿最大周囲を両手の親指と示指で囲む指輪っかテスト(または下腿周囲径測定)で、指の輪より下腿が細く隙間ができるほど骨格筋量減少のリスクが高いことを示す簡便な指標である。骨格筋量の低下を反映するため、確認できるのは筋量・筋力・身体機能が低下するサルコペニアである。

✗ 1. 誤り
フレイル
体重減少・疲労感・活動量低下・歩行速度低下・握力低下など多面的基準で評価し、単一の下腿テストのみでは判定しない
✓ 2. 正しい
サルコペニア
下腿周囲径/指輪っかテストで骨格筋量低下を簡易に評価でき、これが確認対象
✗ 3. 誤り
ダイナペニア
筋量低下を伴わない加齢性の筋力低下を指し、筋量を見る本テストの主目的ではない
✗ 4. 誤り
ロコモティブ症候群
運動器障害による移動能力低下で、立ち上がりテストや2ステップテスト等で評価する
✗ 5. 誤り
コンパートメント症候群
筋区画内圧上昇による急性の外傷性病態で、介護予防のスクリーニングとは無関係
ポイント
  • 指輪っかテスト/下腿周囲径=サルコペニアの簡易指標
  • 下腿が指輪より細い(隙間)ほど筋量低下リスク大
  • フレイルは多面的、ロコモは運動器の移動能力評価
比較表
高齢者の機能低下概念の違い
概念本質主な評価
サルコペニア骨格筋量・筋力低下下腿周囲径・握力・歩行速度
フレイル多面的虚弱CHS基準(5項目)
ダイナペニア筋量正常の筋力低下筋力測定
ロコモ症候群運動器の移動能力低下ロコモ度テスト
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