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理由で解く 理学療法士

QP59P008 理学療法治療学

出典:第59回理学療法士国家試験(2024)午後 問8
問題
図のようなクレンザック継手の機能で正しいのはどれか。2つ選べ。
図
選択肢
1 背屈補助
2 背屈遊動
3 底屈制限
4 底屈制動
5 底屈補助
解答
正解2(背屈遊動)、3(底屈制限)
解説

クレンザック継手は後方チャンネルのばね(ストップ)機構により底屈を制限して下垂足を防ぎ、背屈は遊動として立脚期の下腿前傾を妨げない。

クレンザック継手は短下肢装具の足継手で、後方チャンネルにばね・ストップ機構をもつ。遊脚期に足関節が底屈して尖足(下垂足)になるのを防ぐため底屈を制限し、一方で立脚中期以降の下腿の前傾(背屈方向の動き)は妨げないよう背屈は遊動とする。これにより下垂足による引っかかりを防ぎつつ、立脚期の滑らかな体重移動を可能にする。ばねの調整で底屈方向の制御を変えられる点も特徴である。

✗ 1. 誤り
背屈補助
クレンザック継手は背屈方向を積極的に補助するものではなく、背屈は遊動である
✓ 2. 正しい
背屈遊動
立脚期の下腿前傾を妨げないよう背屈は自由(遊動)とする
✓ 3. 正しい
底屈制限
遊脚期の下垂足を防ぐため底屈を制限する
✗ 4. 誤り
底屈制動
主機能は底屈の『制限』であり、選択肢の趣旨とは区別される
✗ 5. 誤り
底屈補助
底屈を助ける機能はなく、むしろ底屈を制限する
ポイント
  • クレンザック継手=底屈制限+背屈遊動
  • 目的は遊脚期の下垂足(尖足)防止
  • 立脚期の下腿前傾を妨げない
比較表
足継手の機能
機能目的
底屈制限遊脚期の下垂足を防ぐ
背屈遊動立脚期の下腿前傾を許す
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