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理由で解く 理学療法士
高齢・大腿骨近位部骨折・術後臥床という強い危険因子に、片側下腿の腫脹・圧痛が加わった状況は深部静脈血栓症(DVT)を強く疑う。離床前にDダイマーで血栓の有無をスクリーニングする。
高齢者の大腿骨近位部骨折後は、受傷・手術による血管損傷、臥床による血流うっ滞、加齢や炎症に伴う凝固亢進というVirchowの三徴がそろい、深部静脈血栓症(DVT)の高リスク状態にある。片側の下腿腫脹と圧痛はDVTの典型的な局所所見であり、この状態で離床(下肢運動)を行うと血栓が遊離して肺血栓塞栓症を起こす危険がある。Dダイマーは血栓が形成・溶解される際に上昇する線溶系マーカーで、感度が高く陰性ならDVTを除外しやすいため、離床可否を判断するスクリーニングとして最優先で確認すべき項目である。値が高ければ下肢静脈エコー等で確定診断を進め、それまで安易な下肢運動・離床は控える。
| 項目 | 主な評価対象 |
|---|---|
| Dダイマー | DVT・肺塞栓(線溶系) |
| BNP | 心不全 |
| HbA1c | 血糖コントロール(1~2か月) |
| PT-INR | 抗凝固療法のモニタリング |
| SP-D | 間質性肺疾患 |
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