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理由で解く 理学療法士

5枚の図のうち、動脈名と点で示された触知部位が一致するのは足背動脈の4だけである。
動脈の拍動は、体表の近くを走り、かつ骨など硬い土台の上を通る場所で触れる。足背動脈は前脛骨動脈が足関節前面を越えて足背に入ったもので、足背の中央、第1・第2中足骨の間で拍動を触知でき、4の点はまさにこの位置にある。1の点は鎖骨の下の前胸部にあるが、腋窩動脈は腋窩(わきの下)で上腕骨に向けて押し当てて触れる動脈であり、位置が合わない。2の点は足関節の前面にあり、後脛骨動脈の触知部位である内果(内くるぶし)の後方ではない。3の点は頸部の下方、鎖骨に近い高さにあるが、総頸動脈は胸鎖乳突筋の前縁で甲状軟骨の高さ(頸動脈三角)で触れる。5は手を背側から見た図で点が母指の付け根付近にあるが、橈骨動脈は手関節の掌側橈側、橈側手根屈筋腱の外側で触れる。したがって名称と触知部位が一致するのは4である。足背動脈は下肢の末梢循環を評価する代表的な触知点で、閉塞性動脈硬化症では拍動が減弱・消失する。
| 動脈 | 触知部位 |
|---|---|
| 総頸動脈 | 甲状軟骨外側、胸鎖乳突筋前縁 |
| 上腕動脈 | 肘窩内側、上腕二頭筋腱の尺側 |
| 橈骨動脈 | 手関節橈側掌側 |
| 大腿動脈 | 鼠径靱帯中点直下 |
| 膝窩動脈 | 膝窩中央深部 |
| 後脛骨動脈 | 内果の後下方 |
| 足背動脈 | 足背・第1〜2中足骨間 |
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