学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QP58A003
理由で解く 理学療法士

FLAIRで両側側脳室周囲・深部白質に多発する高信号は、高血圧・糖尿病を背景とした多発性脳梗塞(慢性虚血性白質病変)を示す。
頭部MRIのFLAIR水平断で、両側の側脳室周囲および深部白質に多発性・斑状の高信号(白く光る領域)が広範に散在している。これは高血圧・糖尿病を背景とする慢性の虚血性小血管病変(多発性脳梗塞・虚血性白質病変)に典型的な所見である。82歳・高血圧・糖尿病の既往、緩徐進行する歩行障害・易転倒という臨床経過とも一致する。視床の限局性血腫、頭蓋骨内板に沿う三日月状の硬膜下血腫、脳溝・脳槽内のくも膜下出血はいずれも画像上認めない。側脳室の拡大もみられるが、多発する白質高信号が主所見であることから、考えられるのは多発性脳梗塞である。
| 疾患 | 発症 | 画像の要点 |
|---|---|---|
| 多発性脳梗塞 | 緩徐進行 | 白質・深部に多発高信号(FLAIR) |
| 視床出血 | 急性 | 視床の血腫 |
| 硬膜下血腫 | 亜急性~慢性 | 三日月型の頭蓋骨直下貯留 |
| くも膜下出血 | 突発 | 脳槽内の出血 |
| 正常圧水頭症 | 緩徐 | 脳室拡大(DESH) |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。