学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP57P019
理由で解く 理学療法士

左半側空間無視では気づきにくい左側に手がかり・注意を向けるのが原則で、右側のブレーキレバー延長は誤った対応である。
図は右半球損傷(左片麻痺)による左半側空間無視を示している。線分二等分試験では印が中央より右へ偏位し、線分抹消試験では右側の線分のみ抹消され左側が見落とされている=いずれも左側空間の無視所見である。左半側空間無視の対応原則は、患者が気づきにくい『左側』に手がかりを与え、注意を向けさせ、順応を促すことにある。選択肢1(視覚探索)、2(後頸部振動刺激)、4(右偏倚プリズム順応)、5(左側への注意指導)は、いずれも左無視に対する妥当なアプローチである。一方、車椅子のブレーキレバーは、患者が知覚しづらい左側を延長・目立たせて操作を促すべきであり、既に十分知覚できる右側を延長するのは無視への対応として的外れである。したがって『理学療法として誤っている』のは選択肢3であり、公式正答と整合する。
| 方法 | ねらい |
|---|---|
| 視覚探索訓練 | 無視側への能動的探索 |
| プリズム順応 | 空間座標の左方向補正 |
| 頸部振動刺激 | 身体正中軸の偏り補正 |
| 環境調整(左側に手がかり) | 無視側への注意喚起 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。