学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QP57P006
理由で解く 理学療法士
尺骨神経麻痺では手内在筋(骨間筋・小指球筋・第3/4虫様筋)が障害され、小指外転(小指外転筋)が最も障害される。
本問は手内在筋機能を問うもので、正答が小指外転であることから障害部位は尺骨神経支配領域である。尺骨神経は手内在筋の大半(背側・掌側骨間筋、小指球筋、第3・4虫様筋、母指内転筋)を支配し、麻痺すると環指・小指の鷲手変形(claw hand)や指の外転・内転障害をきたす。小指外転は小指外転筋(尺骨神経)の作用で、尺骨神経麻痺で明瞭に障害されるため正答(5)となる。他の運動は正中神経(母指対立・PIP屈曲)や橈骨神経(指伸展)が主体で、尺骨神経麻痺では比較的保たれる。
| 運動 | 主動作筋 | 支配神経 |
|---|---|---|
| 母指対立 | 母指対立筋 | 正中神経 |
| 指伸展 | 総指伸筋 | 橈骨神経 |
| PIP屈曲 | 浅指屈筋 | 正中神経 |
| 小指外転 | 小指外転筋 | 尺骨神経 |
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