学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QP57P004
理由で解く 理学療法士

Daniels法MMTは「筋の主作用の方向へ動かし、その反対方向へ抵抗を加える」のが原則。図に添えられた筋名と、黒塗り矢印(対象者の運動方向)・細い矢印(検査者の抵抗方向)が一致しているかを照合する問題である。
手内在筋は隣り合う筋と作用が紛らわしいので、浅指屈筋=PIP関節屈曲/深指屈筋=DIP関節屈曲、虫様筋=MP関節屈曲+IP関節伸展/指伸筋=MP関節伸展、背側骨間筋=指の外転/掌側骨間筋=指の内転、と対にして覚えるとよい。図1は「浅指屈筋」と表示されているが、動かしているのは指先すなわちDIP関節で、検査者も中節骨を固定しており、これは深指屈筋のテストである。図3は「虫様筋」と表示されているが、検査者の示指が基節骨の背側を押さえ、対象者は指を持ち上げる方向へ動かしており、MP関節伸展=指伸筋のテストになっている。図4は「背側骨間筋」と表示されているが、2本の黒塗り矢印が中指の軸(破線)に向かって寄っており、これは指の内転=掌側骨間筋のテストである。これに対し図2は母指のMP関節を屈曲させ、その反対方向へ抵抗を加えており、短母指屈筋のテストとして正しい。図5は母指を示指側へ引き寄せる内転を運動方向とし、外転方向へ抵抗しており、母指内転筋のテストとして正しい。したがって手技が正しく描かれているのは図2と図5である。
| 運動 | 主動作筋 |
|---|---|
| MP屈曲 | 虫様筋・骨間筋 |
| PIP/DIP屈曲 | 浅指屈筋/深指屈筋 |
| 指の外転 | 背側骨間筋・小指外転筋 |
| 母指対立 | 母指対立筋 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。