学習トップ理由で解く 理学療法士第11章 ▸ 一般 / QP57A041

理由で解く 理学療法士

QP57A041 理学療法評価学

出典:第57回理学療法士国家試験(2022)午前 問41
問題
スワンネック変形で過伸展となるのはどれか。
選択肢
1 遠位指節間関節
2 遠位橈尺関節
3 近位指節間関節
4 手根中手関節
5 中手指節間関節
解答
正解3(近位指節間関節)
解説

スワンネック変形はPIP関節が過伸展・DIP関節が屈曲する変形。ボタン穴変形とは逆のパターンである。

スワンネック(白鳥の頸)変形は、関節リウマチなどでみられる手指の代表的変形で、近位指節間(PIP)関節が過伸展し、遠位指節間(DIP)関節が屈曲することで、指が白鳥の首のようにS字状を呈する。伸筋腱の中央索と側索のバランス破綻や、掌側板・浅指屈筋の弛緩により生じる。一方、PIP屈曲・DIP過伸展を示すボタン穴(ボタンホール)変形とはちょうど逆の組合せであり、両者を対にして覚えるとよい。したがって過伸展となるのはPIP関節である。

✗ 1. 誤り
遠位指節間関節
遠位指節間関節(DIP):スワンネックではDIPは屈曲する
✗ 2. 誤り
遠位橈尺関節
前腕回内外に関与する関節で手指変形とは無関係
✓ 3. 正しい
近位指節間関節
近位指節間関節(PIP):スワンネック変形で過伸展する関節
✗ 4. 誤り
手根中手関節
手根中手関節(CM):母指CM関節などが該当するがスワンネックの主座ではない
✗ 5. 誤り
中手指節間関節
中手指節間関節(MP):リウマチでは尺側偏位・掌側亜脱臼を来すがスワンネックの過伸展部位ではない
ポイント
  • スワンネック変形=PIP過伸展+DIP屈曲
  • ボタン穴変形=PIP屈曲+DIP過伸展(逆パターン)
  • 関節リウマチの手指変形の代表
比較表
手指変形の比較
変形PIP関節DIP関節
スワンネック変形過伸展屈曲
ボタン穴変形屈曲過伸展
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