学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP57A019
理由で解く 理学療法士
著明な高血糖(空腹時血糖≧250mg/dL)やケトーシスがある間は運動療法を控える。血糖コントロールが一定以上に改善(空腹時血糖250mg/dL未満)してから開始する。
コントロール不良の高血糖状態で運動を行うと、インスリン作用不足のため運動でかえって血糖が上昇したりケトーシスを助長する危険がある。そのため空腹時血糖が概ね250mg/dL以上、あるいは尿中ケトン体陽性の場合は運動療法を見合わせ、まず食事・薬物療法で血糖を是正する。本例は空腹時血糖385mg/dLと高値のため、これを250mg/dL未満まで下げることが運動開始の条件となる。末梢神経障害や脂質異常症は運動時の配慮事項(足のケア・強度設定)であって、完全な改善を開始の必須条件とはしない。HbA1cが基準値内まで下がることを待つのは基準として厳しすぎ、ケトン体陽性化はむしろ運動を控えるべき状態である。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著明高血糖 | 空腹時血糖≧250mg/dL |
| ケトーシス | 尿中ケトン体陽性 |
| 合併症 | 増殖網膜症、重度腎症、自律神経障害など |
| 急性病態 | 感染症・急性代謝失調時 |
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