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理由で解く 理学療法士

GMFCSレベルIIIの痙直型両麻痺は歩行補助具を用いて歩ける水準。crouch(しゃがみ込み)姿勢に対し、まず抗重力での姿勢保持の基盤となる体幹の同時収縮(co-contraction)による安定を優先する。
痙直型両麻痺では下肢の痙性優位で骨盤後傾・股膝屈曲位のcrouch姿勢をとりやすく、抗重力位での体幹・骨盤の安定性が乏しい。GMFCSレベルIIIは手すりや歩行器など補助具を使えば歩行が可能な段階であり、姿勢制御の土台となる体幹筋の同時収縮を促して座位・立位のアライメントと安定性を高めることが優先される。長下肢装具は両麻痺の歩行には過剰で不適、選択的後根切断術は保存的アプローチを尽くす前の第一選択ではない。上肢支持能力の向上や介助量減少はこの段階の最優先課題とはいえない。
| レベル | 移動能力 |
|---|---|
| I | 制限なく歩行、高度な運動に制限 |
| II | 手すりなど使うが屋外・地域で歩行に制限 |
| III | 手持ち歩行補助具を使って歩行 |
| IV | 電動・介助中心、自力移動は制限 |
| V | 手動車椅子で移送、自力移動困難 |
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