学習トップ理由で解く 理学療法士第13章 ▸ 一般 / QP56A023

理由で解く 理学療法士

QP56A023 地域理学療法学

出典:第56回理学療法士国家試験(2021)午前 問23
問題
一次予防はどれか。
選択肢
1 高血圧症患者の運動療法
2 脳出血患者の合併症予防
3 脳梗塞患者の再発予防教育
4 メタボリックシンドロームの予防教育
5 糖尿病性足病変患者の筋力トレーニング
解答
正解4(メタボリックシンドロームの予防教育)
解説

一次予防=発病前の健康増進・特異的予防。すでに発病した患者への介入(重症化・合併症・再発防止)は三次予防で、両者を区別できるかが要点。

予防医学は3段階に分けられる。一次予防は健康な人を対象とした健康増進・疾病発生の予防(生活習慣改善、予防接種、健康教育など)、二次予防は発病した疾病の早期発見・早期治療(健診・スクリーニング)、三次予防は発病後の重症化・合併症・再発防止と機能回復・社会復帰(リハビリテーション)である。メタボリックシンドロームの予防教育は、まだ発病していない段階での生活習慣是正による発病予防であり、一次予防にあたる。他の選択肢はいずれも既に疾病を有する患者への介入であり三次予防に該当する。

✗ 1. 誤り
高血圧症患者の運動療法
発病した患者の重症化・合併症予防=三次予防
✗ 2. 誤り
脳出血患者の合併症予防
発病後の合併症防止=三次予防
✗ 3. 誤り
脳梗塞患者の再発予防教育
発病後の再発防止=三次予防
✓ 4. 正しい
メタボリックシンドロームの予防教育
発病前の健康増進による発病予防=一次予防
✗ 5. 誤り
糖尿病性足病変患者の筋力トレーニング
合併症を有する患者への介入=三次予防
ポイント
  • 一次予防=発病前の健康増進・特異的予防
  • 二次予防=早期発見・早期治療(健診)
  • 三次予防=重症化・再発防止+リハビリテーション
比較表
予防医学の3段階
段階対象
一次予防健康な人健康教育・生活習慣改善・予防接種
二次予防無症状で発病した人健診・がん検診・早期治療
三次予防発病した患者リハ・合併症/再発予防・社会復帰
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