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理由で解く 理学療法士
性的刺激(心因性)による勃起には大脳辺縁系が関与する。勃起は副交感神経による血管拡張、射精は交感神経が主体で、反射性勃起中枢は仙髄にある。
視覚や想像などの性的刺激による心因性勃起は、大脳辺縁系から視床下部を経て脊髄へ下行する経路で起こるため、選択肢4が正しい記述である。勃起そのものは骨盤内臓神経(副交感神経)が陰茎海綿体の細動脈を一酸化窒素を介して拡張させ、海綿体洞に血液が充満することで生じる。反射性勃起中枢は仙髄S2〜S4にあり、腰髄ではないので選択肢1は誤り。陰茎海綿体神経は血管を拡張させて勃起を起こす神経であり、動脈収縮作用とする選択肢2も誤り。射精は下腹神経(交感神経、L1〜L2)による精液の放出(emission)と、陰部神経(体性神経)による射出から成り、副交感神経の作用ではないため選択肢3も誤りで、「勃起は副交感、射精は交感」と対で整理しておく。精子が女性生殖路で受精能を保つのはおよそ2〜3日、長くても5日程度であり、腟内は酸性環境のため生存期間はさらに短い。したがって射精後の精子が腟内で1週間程度生存するという選択肢5の記述も誤りである。
| 現象 | 主な神経・中枢 |
|---|---|
| 勃起(血管拡張) | 副交感(骨盤内臓神経)、仙髄S2-4 |
| 心因性勃起 | 大脳辺縁系→胸腰髄 |
| 射精(放出) | 交感神経 |
| 射出 | 体性(陰部神経) |
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