学習トップ理由で解く 理学療法士第2章 ▸ 一般 / QP55P064

理由で解く 理学療法士

QP55P064 生理学

出典:第55回理学療法士国家試験(2020)午後 問64
問題
筋紡錘の感覚神経線維で正しいのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 Ia
2 Ib
3 II
4 α
5 γ
解答
正解1(Ia)、3(II)
解説

筋紡錘の求心性線維はIa(一次終末=ラセン終末)とII(二次終末=散形終末)。Ibは腱紡錘、α・γは遠心性(運動)線維。

筋紡錘は錘内筋線維に巻きつく感覚終末をもち、筋の伸張と伸張速度を感知する。一次終末(ラセン終末)はIa線維で伸張の速度成分に鋭敏、二次終末(散形終末)はII線維で伸張の長さ(静的)成分を伝える。したがって求心性はIaとII。Ib線維はゴルジ腱器官(腱紡錘)の求心性で筋張力を感知するもの、α運動線維は錘外筋線維、γ運動線維は錘内筋線維を支配する遠心性線維であり、いずれも筋紡錘の感覚線維ではない。伸張反射(腱反射)はIa求心路を介する。

✓ 1. 正しい
Ia
筋紡錘の一次終末(ラセン終末)の求心性線維
✗ 2. 誤り
Ib
ゴルジ腱器官(腱紡錘)の求心性線維
✓ 3. 正しい
II
筋紡錘の二次終末(散形終末)の求心性線維
✗ 4. 誤り
α
錘外筋線維を支配する遠心性運動線維
✗ 5. 誤り
γ
錘内筋線維を支配する遠心性運動線維
ポイント
  • 筋紡錘の求心性=Ia(速度)+II(長さ)
  • Ib=ゴルジ腱器官(張力)
  • α・γは運動(遠心性)線維
比較表
固有受容器と神経線維
受容器/線維機能
Ia(一次終末)筋紡錘・伸張速度
II(二次終末)筋紡錘・伸張の長さ
Ibゴルジ腱器官・筋張力
α運動線維錘外筋を支配
γ運動線維錘内筋を支配
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