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理由で解く 理学療法士

QP55P036 基礎理学療法学

出典:第55回理学療法士国家試験(2020)午後 問36
問題
成人期に発症するポリオ後症候群のHalsteadらの診断基準にないのはどれか。
選択肢
1 感覚障害
2 関節痛
3 筋萎縮
4 筋肉痛
5 疲労
解答
正解1(感覚障害)
解説

ポリオ後症候群は運動ニューロン障害の後遺で、新たな筋力低下・筋萎縮・易疲労・筋肉痛・関節痛が特徴。感覚障害は含まれない。

ポリオ(急性灰白髄炎)はポリオウイルスが脊髄前角の運動ニューロンを選択的に障害する疾患で、感覚系は障害されない。ポリオ後症候群は罹患後長期を経て新たな筋力低下・筋萎縮・全身性の易疲労・筋肉痛・関節痛などが出現する病態で、Halsteadらの診断基準もこれらの運動系・随伴症状を項目とする。運動ニューロンの障害が本態であるため感覚障害は含まれず、選択肢1が正答である。

✓ 1. 誤り
感覚障害
ポリオは前角細胞(運動系)障害で感覚系は保たれるため診断基準に含まれない(正=該当しない項目)
✗ 2. 正しい
関節痛
長年の過使用・変形により生じ、診断基準に含まれる
✗ 3. 正しい
筋萎縮
残存運動ニューロンの脱落による新たな萎縮で診断基準に含まれる
✗ 4. 正しい
筋肉痛
新たな症状として診断基準に含まれる
✗ 5. 正しい
疲労
全身性・筋性の易疲労はポリオ後症候群の中核症状で診断基準に含まれる
ポイント
  • ポリオ=脊髄前角(運動ニューロン)障害、感覚は保たれる
  • ポリオ後症候群=新たな筋力低下・筋萎縮・易疲労・筋痛・関節痛
  • 過用を避ける生活指導が重要
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