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理由で解く 理学療法士
検査する筋の「段階」と「開始肢位」が両立するかを問う。後脛骨筋の段階2は、重力を除いた肢位で足関節を軽度底屈位から内がえしさせるので適合する。
Danielsらの徒手筋力テストでは、段階3以上は重力に抗する肢位、段階2は重力の影響を除いた肢位で検査するのが原則である。後脛骨筋は足関節の底屈と内がえしに働くため、背屈を伴う前脛骨筋の関与を避ける目的で、足関節を軽度底屈位にした開始肢位から内がえしをみる。段階2ではこれを重力の影響を除いた肢位で行うので、5の組合せは成り立つ。菱形筋群の段階4は腹臥位で検査側の手を背中に回し、肩関節内転・内旋、肘関節屈曲位から肩甲骨を内転・下方回旋させるため、肘関節伸展位では検査にならない。上腕三頭筋の段階4は腹臥位で肩関節を90°外転し、上腕を台に乗せて前腕を台の端から下垂させた肢位から肘を伸展させるので、肩関節屈曲位は開始肢位として合わない。大殿筋は膝関節を屈曲させてハムストリングスの代償を除いてから股関節を伸展させるため、段階3であっても膝関節伸展位では不適である。大腿四頭筋の段階2は側臥位で股関節を伸展中間位に保ち、膝関節屈曲位から伸展させるので、股関節屈曲位という開始肢位にはならない。
| 段階 | 筋力 | 検査肢位 |
|---|---|---|
| 5・4 | 正常〜優 | 抗重力+抵抗 |
| 3 | 可(重力に抗し全可動域) | 抗重力 |
| 2 | 不可(重力を除けば全可動域) | 重力除去(側臥位等) |
| 1・0 | わずかな収縮〜なし | 触診で確認 |
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