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理由で解く 理学療法士

頭蓋骨内板に接する凸レンズ状(biconvex)の脳外高吸収域は硬膜外血腫の典型像(三日月状の硬膜下血腫との形状の違いが鑑別点)。
本図は軸位の頭部単純CT(下方に右・左の表示)で、左大脳半球(患者左=画像右)の前頭頭頂部に、頭蓋骨内板に接する境界明瞭・均一な高吸収域を認める。形状は内側縁が脳側へ凸に膨隆する凸レンズ状(biconvex/lentiform)で、直下の脳実質を圧排し左側脳室の圧排や軽度の正中偏位を伴う。この「頭蓋骨内板に接するレンズ状の脳外高吸収域」が硬膜外血腫の典型像である。硬膜外血腫は硬膜と頭蓋骨の間に生じ、硬膜が縫合部で強固に付着するため血腫は縫合線を越えず、凸レンズ状にとどまる。一方、硬膜下血腫は脳表に沿って広がる三日月状(内側縁が凹)を呈し、クモ膜下出血は脳溝・脳槽に沿うびまん性高吸収、皮質下出血は脳実質内の出血、脳動静脈奇形は脳実質内の異常血管塊であり、いずれも本図の形状・局在と異なる。したがって所見として考えられるのは硬膜外血腫である。
| 出血 | CT上の典型的形状 |
|---|---|
| 硬膜外血腫 | 凸レンズ型(両凸)、縫合を越えない |
| 硬膜下血腫 | 三日月型(凹凸型) |
| くも膜下出血 | 脳槽・脳溝に沿うヒトデ状 |
| 皮質下出血 | 脳実質内の限局性高吸収 |
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