学習トップ理由で解く 理学療法士第12章 ▸ 一般 / QP55A041

理由で解く 理学療法士

QP55A041 理学療法治療学

出典:第55回理学療法士国家試験(2020)午前 問41
問題
外側ストラップ付き金属支柱付き短下肢装具の使用が最も適切なのはどれか。
選択肢
1 歩行中の膝折れ
2 足クローヌス
3 深部感覚障害
4 内反尖足
5 外反膝
解答
正解4(内反尖足)
解説

外側ストラップ(外側Tストラップ)は内反変形を外側から引き戻して矯正するため、内反尖足に適応となる。

金属支柱付き短下肢装具(両側支柱付きAFO)に付けるTストラップは、ストラップを引く方向と反対側に足部を押し戻すことで内外反を矯正する装具である。外側に取り付けた外側ストラップは足部を内側の支柱に向かって引き寄せ、内反した踵・前足部を外側へ矯正する。脳卒中片麻痺などで頻発する内反尖足では、下腿三頭筋・後脛骨筋の痙性により足が内反・底屈するため、外側ストラップと足継手(背屈補助・底屈制動)を組み合わせて矯正・制御する。

✗ 1. 誤り
歩行中の膝折れ
膝関節の支持性低下の問題で、短下肢装具では制御できず長下肢装具や膝装具の適応
✗ 2. 誤り
足クローヌス
痙縮による間代で、装具のストラップで消失させるものではない
✗ 3. 誤り
深部感覚障害
感覚のフィードバック障害で、外側ストラップの矯正対象ではない
✓ 4. 正しい
内反尖足
内反変形を外側ストラップで外側へ引き戻して矯正する典型的適応
✗ 5. 誤り
外反膝
膝関節(近位)の前額面アライメント異常で、短下肢装具の対象外
ポイント
  • 外側ストラップ(外側Tストラップ)=内反矯正
  • ストラップは引く方向と反対へ足部を押し戻す
  • 内反尖足は片麻痺で頻発し金属支柱付きAFO+Tストラップで制御
比較表
Tストラップの位置と矯正方向
ストラップ位置矯正する変形
外側ストラップ内反(内反尖足)
内側ストラップ外反(外反扁平足)
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